跳ぶ!ナイキ「ZOOM FLY3(ズームフライ3)」レビュー・評価は?

もう一つの跳ぶシューズ…ズームフライ

みなさんこんにちは。
マラソンも良いですが、コロナウィルスが心配な今日この頃です。

ドラッグストアやスーパーなどにもうマスクが無いんですが…
日本は大丈夫でしょうか?

ナイキと言えば例の使用禁止騒動のズームXヴェイパーフライNEXT%が超有名ですが…
このシューズ、超フワフワのミッドソール・ZOOM Xの中にカーボンファイバープレートを入れてクッション性と反発力を両立しています。

正直いうとヴェイパーフライはある程度の走力が必要なこと、価格が高いことが市民ランナーにはネックですよね。

そんなヘタレランナーにももう少し敷居の低い「跳ぶ」シューズがあります。

今回のナイキのズームフライ3です!

実はズームフライ2というのは無くて、シリーズとしてはズームフライ、ズームフライフライニット、ズームフライ3という流れです。

このズームフライ3ですが…
なんとヴェイパーフライ同様ミッドソールにカーボンファイバープレートが入っています!

という訳で跳びます!
しかし、ミッドソールはZOOM Xではではなくリアクトソールです。

オデッセイリアクトにも使われている素材ですね。
クッション性はありますが、ZOOM Xよりは硬いとのこと。

このあたりがシューズの感覚にどう影響してくるか、楽しみです。

値段も18,700円とお手頃(笑)ですよ。

ズームフライ3の構造を検証

さて、ズームフライ3を見ていきましょう。

まず注目すべきは、ミッドソールの厚さですよね。
見るからに凄いです!



これはどんな感覚なんでしょうか?

エアズームペガサスターボはフカフカのポフポフでしたが似たような感じでしょうか?

上から見てみますと、そこそこ細身のラストに見えますね。

ホールド力は如何に…?

ナイキだからあまりないか(笑)



何度も申し上げているとおり、踵はシューズの最も大事な部分でここの固定力が長距離ランの生命線ともいえるのですが…

ズームフライ3の踵を見よ(涙)



ペラペラのフニャフニャです。

これは…
本当に驚きました!

大丈夫か?
固定の意味をなしてないです…

最後に足裏。



アウトソールは比較的フラットです。

ヴェイパーフライは300キロ以上持つらしいですが、リアクトはさらに耐久性は高いそうです。

ズームフライ3を履いて走ってみた

では履いてみましょう。

まず足を入れてみると…
高っ!

勘違いですが背が高くなった気になります。
そしてこの不安定感。

ミッドソールがフワフワしている上、つま先がせりあがっているので体重を前に掛けるとカクンというかゴロンとします。

中足部のホールド力はそこそこありますね。

ただ踵のホールド力は先ほど見た通り壊滅的になく、そもそも踵を固定する気0ではないのではと思われます。
スカスカです。

では走ってみます。

やはり踵の緩さがヤバいです。

走っていたらスカスカします。
紐で調整も限界がありますからね…

私は左足が右足より3mm短いのでどうしても左足が緩くなりやすいのですが、それにしても緩い気がしますね。

そして走行中の安定感のなさ!
適当にフラフラ走っていると着地したときに左右に凄くぶれます。

短めの距離なら大丈夫そうですが、長い距離ではロスが大きそうです。

しかし…
そんな欠点を吹き飛ばすほどのライド感!

本当に凄いです。
キロ5分半くらいでジョグしてみようかな?

と思っても足が楽に前に出る出る!
簡単にキロ5分を突破。

これは凄い。
エアズームペガサスターボでもここまでスイスイ動きませんでした。

おそらく無意識に走ったら他のシューズよりキロ20秒は速く走ってしまいそうです。
脚を上げれば前に出る出る。

フォアフットをもろに感じます。
凄い勢いです。

そしてクッション性はやはりZOOM Xよりは落ちそうです。
柔らかさは控えめ。

ヴェイパーフライの他にもこんなに跳べるシューズがあるんですね。
ちなみにエアズームペガサスを初めて履いたとき同様、ハムの裏側が筋肉痛になりました。

ただ、クッションがあるせいか足裏へのダメージは小さかったです。

ズームフライ3まとめ

本当に異色のシューズなので評価がしづらいですが…
そもそもこのシューズは踵着地よりフォアフット走法向きなので、ウルトラマラソンを最後まで走り切れるような走力のあるランナーでなければ履いても無駄です。
ばててしまって踵着地になったら目も当てられません。

ただ、ヴェイパーフライやエアズームペガサスターボなどミッドソールにZOOM Xを使用しているシューズほどフワフワではありませんから、ズームフライ3の方が長距離の後半疲れにくくなるでしょう。(ターボはともかくヴェイパーでウルトラマラソンを走る人はそうそうういないでしょうが)

ただ、問題になるのは踵の緩さと安定性のなさ。
これらもウルトラの後半になれば疲労の原因となりますから、この意味でも体幹のしっかりした熟練ウルトラランナーでなければ厳しそうです。

ズームフライ3、少ない力で簡単にスピードを上げられますが、そのスピードを超長距離で最後まで守るような構造ではありませんから、練習十分、走力十分のランナーなら履いても良いかな?

クッションが十分ありますから身長が高くてストライドの大きい、体重の重いランナーには向いていると思います。

逆に極端なピッチ走法のランナーはズームフライ3の性能をきちんと引き出せないかもしれませんね。

そして、間違っても入門ウルトラランナーや練習不足のウルトラランナーは使用してはいけません。
履きこなすのは難しそうですが、上手く履きこなした場合…物凄いタイムが出るかもしれませんね。