テーピングをしてマラソンを走ってみよう!

こんにちは~。
今回は気軽にできるテーピングの話です。
ウルトラマラソンを走っていると時々やたらド派手な色のテープを貼って走っている人がいますよね。
あれがテーピングです(えっ、超簡単な説明!)。

テーピングで楽々走ろう

効果は色々ありますので順を追って説明していきたいと思います。
おそらくハーフまではしてもしなくてもあまり変わらないものが多いと思いますが、30キロ以降では上手く利用すれば走りが変わってくるでしょう、たぶん。

ウルトラマラソンだけでなくフルマラソンでも効果覿面でしょう!

ただ、私の周りにも多いのですが、「テーピングは難しい」と思い込んでいて全く手を付けていないランナーさんもいます。
確かに難しい巻き方もあると思います。
しかし、簡単な使い方ももちろんあるのです!
是非使いこなしてみましょう。
私も大会に出るときは大抵(と、いうかウルトラマラソンでは100%)使用してますよ。

足裏のテーピング

まずは足裏のテーピングです。
これはウルトラマラソン限定でなくとにかくマラソンのテーピングでは基本中の基本です。
パタパタ走れば必ず足裏に衝撃を受け、負担が掛かる訳ですからね。

ではこのテーピングでは何を守るのか?
それはズバリ…
アーチの低下防止でしょう!

足裏のアーチは弓のようにしなることで、「着地時の衝撃を受け止め、蹴り出しの力を生み出し」ます。
アーチが落ちてきてこの働きができなくなると、当然身体が衝撃をもろに受け、蹴り出しもスムーズにできなくなります。
さらにこの状態で走り続けると足底筋膜炎やシンスプリントの原因になったりします。
走り過ぎの人が足底筋膜炎になりやすいのはこんなところが原因だったりします。
なまけものは練習しないからなりにくい…!

じゃあどうすればいいのよ!
と、そんなアナタにテーピングをおススメします。
そして、足裏のテーピングは基本中の基本です。
マラソンをするときに一番負担が掛かるのはやはり足裏ですからね。

(ちなみにこの巻き方は昔ピップのテーピングマイスター横部様の講座で学んだものですよ)

まず幅5センチのテーピングテープを用意しましょう。

ん?どんなテープがいいって?
まあなんでもいいからとりあえず試してみましょうよ。
でも安過ぎるものは粘着力が弱かったり、かぶれたり、テープ後が洗ってもなかなかとれなかったりしますね。
今回はキネシオを使ってみました。
色付きがカッコイイ。

幅5センチのテープを足長の長さで切ります。

おっ!美しくない足ですまぬ…




この切ったテープの真ん中に5センチほどの切り込みを入れます(①)。




これを左右の足の分2つ用意してくださいな。

そして次は…
テープを足の甲に巻きつけて、重なった部分が2センチくらいのところで切ります(②)。




これも2つ用意しましょう。

まず①のテープの切れ込みのある部分の紙を剥がして、外側から親指に巻き付けます。




次に親指を少し外側に引っ張り、伸ばしながら踵部分まで貼り付けます。




残りは伸ばさずそのまま踵に巻きつけて貼り付けます。




次に②のテープを真ん中で折り




紙を真ん中で破ります。


テープの真ん中を足の甲に当てます。




そこから足の両サイドをテープを伸ばさず貼り付けます。




そして、足を上から掴み、足の裏にしわが寄るようにしながら、まず内側のテープを思いっきり引っ張りながらぐるっと足裏に巻き付けます。
次に外側のテープも引っ張りながら巻き付けます。







自然に巻けばテープの端はくるぶしの下にきます。

これでアーチの確保は完璧(?)ですよ。

簡単ですね!
歩いてみるとサポートされている感覚が分かります。
マラソンの後半でも元気な走りを維持できるでしょう!!!(ホントか?)

さあ、皆さんもレッツテーピング&ランニング!

どのテーピングテープを選ぶか?

テーピングテープももちろん色んな種類のものがあります。
粘着力や通気性は大事ですし、使用後に粘着剤が残りやすいものもあります。
使用部位と使用目的によって使い分けていけると非常に便利ですね。
マラソンで使用するものは基本的には50mmを選ぶといいでしょう。

ピップ プロ・フィッツ キネシオロジーテープ 快適通気

ドラッグストアなどで簡単に手に入るテーピングテープです。
粘着力がめちゃくちゃある、と言う訳ではありませんが、通気性が良く剥がしやすい。
テープ糊もあまり残りません。かなり使いやすいテーピングテープです。
私の場合、足裏やふくらはぎにはこのテープを使っています。(上からソックスやふくらはぎサポーターを付けるため、粘着力がそれほどなくてもいい)

2個入りがお得です。

テープカッターやハサミがいらない手で切れるタイプもあります。

ピップ プロ・フィッツ キネシオロジーテープ しっかり粘着

同じくピップのテーピングテープ。
快適通気と較べて圧倒的に粘着力があります。
私の場合、動きが激しい膝の保護用で使用しますが、100キロ走っても剥がれることはあまりありません。
ただ、剥がすときに痛いのと、粘着テープがちょっと残ることがあります。

こちらにも手で切れるタイプもあります。

FOU キネシオロジーテープ

とりあえず安いです!
そしてとりあえず粘着力は抜群!
しかしながら剥がすときに結構痛いのと、テープ糊がこびりついて洗い落とすのに一苦労なところですね。
毛深い方や肌が弱い方は要注意!

New-HALE(ニューハレAKT)

シンプルテーピングテープ。
ピップのしっかり粘着ほどではありませんが粘着力はなかなかです。
しかもFOUのテープに較べると剥がしやすく、テープ糊もあまり残りません。
おススメ。

ファイテン チタンテープ

見た目はは地味でピップのテーピングテープとそっくりです。
しかし、粘着力も高く剥がしやすいため非常に使いやすいです。
テープ糊の後も残りにくく大きな欠点は見当たりません。
是非皆さんにおススメしたいテープです。

KTテープ

最初から切れ目があるため、特定部位に貼るなら楽ちんなテープ。
私の場合はハムストリングスにペタペタ貼っています。
足首等に貼るには不向き。
剥がした後、テープ糊がちょっと残ることがあります。