なまけものウルトラランナーの冒険

練習嫌いなランナーが100キロウルトラマラソンサブ10、サブ9を達成!調子に乗ってサブ8を目指します!

台湾のウルトラマラソンを再び走ってきました ~濁水溪100K超馬暨木棉花黃昏馬拉松賽~

time 2018/04/17

台湾のウルトラマラソン、再び

4月14日、濁水溪100K超馬暨木棉花黃昏馬拉松賽に参加しました。
今年の緒戦は台湾・台中の100キロマラソンです。
元々この大会、濁水溪100K超馬として昨年の12月に開催予定されていましたが、なんとエントリー締め切り後に開催延期!!!
結局4月の暨木棉花黃昏馬拉松賽という大会と合体して開催されることになりました。

で、12月は代わりに高雄の100キロマラソンに参加した訳ですが、4月も日程調整がついたので両方出てしまうという暴挙を実行したのでした。

今回は2泊3日で観光ほぼなし、マラソンのみという旅です。
高雄は真夜中の便で出発し、真夜中に到着というハードスケジュールでしたが、今回は前日の4月13日に関西国際空港からタイガーエアで11時15分出発とのんびり旅。
ネックは岡山からわざわざ関空まで行かねばならぬというところですが…

岡山からもタイガーエアで台湾に行けるのですが、時間が夕方と中途半端なので今回は関空から。
元々海外旅行としてはハードルが低い台湾ですが、2回目ということもありさらに気楽に。
なんの緊張感もなく桃園国際空港に到着、楽々入国。

空港からはMRTで台北駅まで行きます。
悠遊カードというものがありまして、これをチャージしておけば、メトロでもバスでも台湾鉄道でもピッとかざせば楽々乗車。あー2回目は張り合いがない…

台北駅に到着。
ここからマラソン代行エントリーをしてもらった台北ナビさんへ。
台北駅の隣の中山駅が最寄り駅ですが、台北駅から地下街を歩いても行けるくらいの距離です。
という訳で歩いて行ってみる。
懐かしの中山駅地下のファミリーマート。
台湾にはセブンイレブンはありますが、ローソンは無い???

前回もお世話になったので楽々到着。よく道を覚えているな…と自分でも感心する。
今回も台北ナビの周さんが対応してくれ、マラソンセットを受け取る。

そして…
「100キロマラソンが56回目ですか?」
と聞かれる。
説明しよう。
この大会は完走トロフィーがあり、それにマラソン何回目の完走か入れてくれるのだ。
メールで周さんからそれを聞かれたところ、マラソンは100回以上完走していますが良く分からんので、「今回完走出来たら100キロマラソン56回目」と伝えていたのである。

まあ、まともな人間ならにわかに信じられないでしょう。
台北ナビさんがマラソンエントリーを代行してくれているとはいえ、ほとんどがフルマラソン(たぶん台北マラソン)でしょうしね。

「はい、マラソンは100回以上ですが、自分でも覚えていないので…。100キロは56回目なんですよ」
「そうですか~。凄いですね。今回も完走してくださいね。」
流暢な日本語で応援してくれる周さんでした。
「でも暑いから気を付けてくださいね」

そうなのである。
台湾、暑すぎます。どうやら本日30℃を超えたよう。
日本では15℃やそこらで騒いでますが…
明日は雨の予報なのでもしかしたら涼しいかもしれませんけどね。

礼を言い、中山駅まで戻る。
今日の宿は中山駅からMRT松山新店線で2駅の西門駅。

車両内。路線によって微妙に車内も違う気がしますね。

西門駅に到着。

ここへ来るのは初です。
さあ頑張って宿を探しましょう!

台湾ウルトラマラソン、スタート地点へ

西門駅に降り立つと…
なんか若者の街でした。

秋葉原と渋谷を足して割ったような…たぶん。

この辺がアキバっぽい気がするのです。

前回の高雄の街並とはだいぶ違います。
てくてく歩いて、ホテル「インキューブシーメン」を発見。

「安い」、その一点で予約しているので、あまり期待はしていけません。
が、フロントではちゃんと英語が通じる。なんと。
鍵はカード式ではなく、昔ながらのキータイプです。

密集して並ぶドアを見れば、中が広くないのは明白です。
しかもドアの立てつけはあまり良くない。
さて、開けてみると…
せ、狭い。

いままで大阪の今宮の激安(1500円とか)ホテルの2畳が一番狭かったですが、それを超えますね~。
入ったら入り口付近にしか隙間はなく、あとは台とベッドのみ。
テレビはあります(いらないけど)が、エアコンのコントロールが出来ません。
めっちゃ寒いなあ。

まあ寝るだけなので、シャワーを浴びてから厚着してとっとと寝ます。
ちなみにこの時点で18時。
0時のバスに乗って台中に向かいますので22時まで4時間仮眠します。
おやすみなさい。

☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆

さて起きます。
相変わらず手際よく、エナジージェルなど準備し、テーピングもぐるぐる用意。
23時には明日の夜まで戻ってこないことをフロントに伝えホテルを出ます。
真夜中でもさすが若者の街…

再びMRT松山新店線で5駅の公館駅へ。
あっという間ですね。

ここの3番出口から台湾大学大門入口に向かいます。
そこの大会のシャトルバスが来るとの情報を台北ナビの周さんに教えてもらっています。
やっぱ代行してもらうと楽だわさ…

これが大門ですが、何もいませんね。
て、いうか学生さんはやたら出入りしてますが…真夜中なのに。

としばらくしたらやってきた、シャトルバスです。

前回の高雄ウルトラと違って、マイクロではなく観光大型バスですね。
座席は決まっているのですが、座席番号が何処に書いてあるか分からない…

困っていると、他のランナーさんが
「ここ」というように指さして教えてくれる。
窓側の席のペットボトルホルダーに座席番号が載っていました。
ありがとうございます。

でも、通路から見やすいところに表示してくれればいいのに…
まあいいか。
早速出発します。
車内には何故かジブリシリーズの主題歌メドレーが流れていました。

このバスは台北から板橋や桃園、台中を通ってスタート地点の彰化県まで。
台中に着いたと思ったらゾロゾロみんな下りてマクドナルドに向かうので、何だ?
と思ったらみんなでトイレに行ったのでした。
何も買わなくても台湾では平気でトイレを借りるのであろうか?
それともマラソン主催者が先に借りることで了承を得ていたのか?
謎である…

そんなこんなで午前0時に出発したバスは3時間半も掛かってスタート地点の萬安宮に到着したのでした。

台湾のウルトラマラソン、再びスタート

さて、スタート地点の萬安宮ですが…名前の限りではお寺っぽいですよね。
向こうに見える建物、やはり寺か…

このあたりはマラソンっぽいですね。
日本も台湾も変わりません。

表彰台ですね!
今回も乗れると良いのですが…どうでしょう。
なんだか暑いのも嫌な予感がします。

うーむ、完全な寺ですね。
ランナーがたくさんくつろいでいます。

寺の中をマラソンで使うとか、なかなか日本人の発想ではありませんよね。
あ、でも奥熊野いだ天ウルトラマラソンは那智の大滝の辺が神社だったっけ?似たようなものか?

お香臭い中準備をします。
ゼッケンは2つ入ってますが、前だけ付けてる人と、前後に付けてる人といて、どうしたらいいいか良く分かりません。
とりあえず前後付けておきます。
準備をしていると、台湾の方に何か尋ねられる。
当然中国語は分かりませんので
「I cannot understand Chinese.」
とか言いますがあまり分かってくれません。
分かりませんという意思を猛アピールしたところ、その人はどこかに行ってしまいました。
どの国に行ってもそうなのですが、何故外国人と分かっていてもその人に訊こうとするのでしょう?
あなたの方が色々詳しいに決まっているじゃないか…もちろんこちらだって分かれば教えてあげたいが(笑)

とりあえず一通り準備が出来たので荷物預けを探します。
なんか皆同じ袋を持って、バスに積み込んでいる。
これがドロップバッグか…
しかし大会公認の袋みたいだぞ。こんなの貰ってないぞよ…?

良く分からないのでとりあえずゴール地点、つまりここの荷物預けを探します。
おお、あったぞ!
預けた後になんか袋をもらっている…
ん、これはさっき外でバスに積み込んでいた袋ではないか!

謎は全て解けた! ①まずゴール地点の荷物を預ける
②中間地点行き荷物袋を受け取る
③それに荷物を入れ、バスに預ける

こういうことですね~
と、言う訳で外のバスに預ける。

そうこうしてたらスタート付近で挨拶が始まりました。
そしてランナーが集まってくる。

しかし私はそれどころではない。
昨年の高雄の100キロマラソンではスタート前の計測チップ確認を見落としてスタート時にまだモタモタしてたのだ。
あたりを探しまくるがそれらしきものは見当たらない。
よし、大丈夫だ。たぶんこの大会ではないのでしょう…
スタートラインに並びます。今回は控えめに3列目だ。

さあもうすぐ5:00のスタート。
カウントダウンが始まりました。
中国語です!カッコイイ!
「…サン、アル、イー」
プー。
いよいよスタートした濁水溪100K超馬暨木棉花黃昏馬拉松賽!
訳して濁水溪国際スーパーマラソン!
一体どうなってしまうのか????

暑過ぎる台湾ウルトラ

この大会は100キロの他に6キロ、12キロ、ハーフ、フル、45キロウルトラ(?)、75キロウルトラの6種目がありますが、コースはほぼ共有です。
折り返しが早いか遅いかだけです。

名前の通り台湾が誇る大河「濁水渓」北岸を走るコースです。
ただし、2回寄り道があり、1つは濁水渓を渡ってそのまま折り返し。
2つ目は台湾鉄道の二水駅まで行って折り返しのコース。

まあちゃんと誘導してくれるでしょう…

さてスタートして土手沿いを走りますが…暑い
これはヤバイです。
先頭集団に付けますが、最初の1キロ5分34秒!
なんかもう駄目な気がします。

前を走っていた一人のランナーが振り返って
「&©®℃℉♥♡〒」(中国語)
と話しかけてきました。
訳分からんので
「Sorry, I can’t speak Chinese.」
と言ったら
「Oh, all right ! Are you from?」
と聞かれます。英語で返事せんといかんから結構疲れます。
しかしこれも国際交流。そしてこれが海外ウルトラの醍醐味でもあります。
「I’m from Japan. Nice to meet you.」
「Yes! What time do you have? 」
ベストタイムのことだよな…?
「My best time is 8 hour 38 minitue.」
「Wow, now you run slow pace !」
そんな会話をしてたら土手が終わり。4キロくらい。
下りるのですがその際、誘導スタッフの案内が遅れ、前の4人が少し行き過ぎる。
という訳で下る際に一瞬先頭になる。
下ったら大きい道を進んで行きますが…
後ろからスタッフがバイクでやってきて何か叫ぶ。
周りのランナーが一斉に止まる。
何が起こったかはすぐに分かりました。

やってしまった。コースアウト。
殺気立った集団がハイペースで戻る。
しばらくすると、農業用水路を挟んで正しいコースが見えました。

みんな用水路の方に進んでいく。
え、まさか…
いやいや、この用水路、幅が1メートル半くらいありますよ!
しかも足場の幅はこちらも渡った先も20cmくらい。
落ちたら水にドボンなんですが…

みんな器用にジャンプしていく。
あーもう、デンジャラス、タイチュン(台中)!
ただ、正確にはここは彰化縣であって、台中ではないですが。

そんなことはどうでもいい。
覚悟を決めてえいっと飛ぶ!!!

……
………!!
無事着地しました♪
しかし怖いな。
そして柵を乗り越えて正規コースへ戻ります。
そしてGPSの距離表示の差によると800mほどロスをした模様。

このあたりにいるランナーはかなりゆっくりなのでどんどん抜いていく。
現在5キロ地点、先ほどお話した黄色いシャツのお兄さんもすぐ近くを走っています。
そう言えば彼、英語上手かったな!

うーむ、なかなか進みませんがこの先一体どうなってしまうのか?

コースアウトからの復活?あるか?

さて、なんだかだいぶ明るくなりましたよ。
田園風景が続きますね。
前回の高雄の大会は、アップダウンもありましたが景色も色々変わっていく感じでした。
この大会はあまり変わらない…単調な景色と言えばそうですね。
柴又100キロほど河原ではありませんが。
ただし、真平らなので楽です。

途中コースアウトしたもののその後はキロ5分10秒をキープ。
しかしどんどん暑くなるなあ…
15キロを過ぎて左に道路の分岐あり。そこにはエイドもあったのですが案内なし。
そのまま直進しました。
しかし一緒に走っていた例の黄色のTシャツのお兄さん(これからは李さんと呼びます、ゼッケンにそう書いてあったので)がおかしいと気づいてくれ、引き返す。
やっぱり左に曲がるのだと…
誘導してくれよ~
まあなんとか被害は最小限で済みましたが。

「I can’t understand this race…」
「Me too.」
そんな会話をしつつ進むと前方に100キロランナーが。

李さんと一緒に抜いていくとき、なんか中国語で話をしてました。
その後
「He isn’t the first runner. 」
と教えてくれました。
「We are the second and third runner. 」
「Yes, another runner is ahead. 」
どうやら我々が2番手のようですね。

1番の人はどんな人だろうか?
4キロのコースアウトのときは後にいたんだろうけど。

そして相変わらず李さんと並走して20キロ過ぎへ。
ここで濁水渓を渡って帰ってきます。
この橋…
長い!デカイ!
そして濁水渓…なんという幅だ!
日本の川が小川に見えますね。

と、思ったけどコースを見直すと片道1.5キロくらいしかないようです。
そんなもんか…
そして向かいからトップランナーがやってきた!
我々より2キロくらい前にいるようです。
速い…こちらもキロ5分くらいでいってるのに。

しばらくすると75キロのトップも来ます。こちらとの差は500mくらいか。
渡り切ってまた折り返す。
走っても走っても終わらない…

そしてすれ違うランナーたち
「加油~!」
と声掛けしながら走る。
加油(ジャーヨ)とは中国語で「がんばって」という意味です。
前回の高雄で覚えました。
さすがに2回目は違いますね。ちゃんと相手も返事をくれますよ。

続々とやってくるけど、なんとなくガチっぽい格好の人はいません。
なんかテキトーにジョギングに来たような服装の人か、バックパックを背負って完全装備みたいな人ばかり。
しかしサンダル率(?)は高い!
結構な数のランナーが履いてます。何故にサンダルで走るの…?

さて往復して再び河原沿いを走ります。
野犬に吠えられたりしながら闘いは中盤へ向かいます。
やっぱり台湾は野良犬が多い、そして猫がいないね。

ちなみに李さんは私が自分に水掛けたりしてても、エイドでは待っててくれます。
なんて親切な人だ。
正直ロスはありましたが、それでも無事にここまで来れたのは彼のおかげだと思います。

30キロを通過!
はたしてこの先どうなってしまうのか?

たぶん次で失速すると思います(ネタバレ)

灼熱地獄!異国の地で早くも失速…
さて、30キロを過ぎてだんだんキロ5分前半が辛くなってくる。
そして、暑い、暑過ぎます!
これはもう日中30℃超えは確実です。

街並みを抜け32.5キロ地点のエイドでとうとう李さんとお別れ。
彼は全然ペースが落ちてないですね。
そして私はそこでついに頭から水かぶり。まあ気休めですけどね…

マイペースで行きましょう。キロ6分くらいでね(涙)
次のエイドは35キロ地点。
暑くてフラフラですよ。
そこで目にしたのは…
氷袋!!!

キター!
「Ice, please!!!」
「OK!」
という訳でキャップの中に氷を入れてもらう。
シャキーンと気合いが入ります!重いけど。

とりあえずまともに走れるようになりました。
次の38キロのエイドはおっちゃんがホースで水捲きしてました。
「Water, come on」
とか言ったら(文法あってますかね…?)
頭から足まで滅茶苦茶掛けてくれました。ずぶ濡れです。
足は掛けて欲しくなかったが(笑)

そして40キロからはまた土手に下ります。
土手はやはり直射日光が来ますね。
まだ9時前なんですが…30℃いってるかな。
風が熱風です。

そして果てしなく直線ですね。
うーん、のどかと言えばのどかですがね。

43キロのエイドを過ぎる。
女の子のスタッフばかりですね。たぶん学生ボランティアなんでしょう。

また単調な道を走る。
と、向こうからトップランナーがやってきた!
おいおい、もう10キロくらい差があるんじゃないでしょうか。
ちなみに私も一応3位のはずです。

速いなあ。
彼なら日本でもトップ争い出来るんじゃないか?

46キロのエイドは台湾鉄道の高架下。
またしても氷をもらい出発です。
ここもスタッフはギャルでしたよ。

あと少しで折り返し。
暑いねぇ。
お、向こうから李さんがやってきた。
ペースはなかなか良さそう。
「加油~!」
と言いながらハイタッチ。

そしてやっと49.5キロのエイドに到着です。
「加油!」
「謝謝~!」
お姉さんが私のゼッケンを見てアルファベットなことに気づく。
「Japanese?」
「Yes!我是日本人。」
一応大学で中国語をとってたので言ってみます。
ただし私の語彙力ではこれが限界です。
「暑いけど頑張ってください」
おお、日本語喋れるのね。
「ありがとう、優勝しま~す!」(無理)

そしてその先に向かおうとすると、
「Please return!」
???…ここが折り返しか。
もう訳が分かってなかったです。
そういえば看板に「折返」と書いてある。

おお、では後半戦に張り切って向かいましょう。
元来た道を帰ります。
現在午前10時ですが…
降らないなら天気予報め、雨とか言うな。

3位を死守せよ!

さあ折り返して、後のランナーは…?
と思ったらすぐ来ました4番手のランナーさん。
そして次々とやってくる皆さん。差は殆ど無いようです。

皆さんだいぶ暑さにやられているようですね。
本当にこれはしんどいです。
「加油~」
と声掛けしても帰ってくる声が力ないです…
30℃は超えているでしょうね…

5キロほど走ってまた折り返しのようです。
例の女子達のいるエイドですが。ここらまた分岐。
二水駅まで行って帰ってきます。

このエイド、行きの時点では無かった氷が大量にあります。
おお!と思って
「Ice please!」
と言うと、ある女の子がランニングキャップの中に氷を放り込み始めました。
それを見て他のギャルたちもキャッキャ言いながら放り込みます。
どんだけ入れるの?というくらい入れてもらう。

被るとズッシリ重く、そして冷たい。
まあ蘇りましたね!
ちょっと走りにくいですが、もうタイム云々の状態ではないので良いでしょう。
二水駅に向かいます。
田園風景を走っていくとまた李さんが折り返して来る。
再びハイタッチ!
もう彼に追い付くのは無理だなあ…

しばらくして大きな交差点。
久しぶりの信号です。
ここを渡ると久しぶりの市街地。
実はこの大会一番の街中です。

露店で野菜とか色々売ってる中走っていきます。中華って感じがするなあ。
誘導があまり無く不安ではありますが、まあ真っすぐ行くしかないでしょう。
今更ですが、台湾は基本右側通行ですよ~。

そして二水駅へ到着。
駅のロータリーがエイドになってます。
「Japanese?」
と聞かれ色々話をする。
暑いけど頑張れ、塩舐めていけと、やはり台湾の人は親切ですね。

と、そこに4位の人がやってきた。
これはまずい!くつろぎ過ぎた!
と急いで飛び出し、元来た道を帰ります。

市街地を抜け、また河原沿いの道へ。
相変わらず日陰が無いよ~

そして先ほどの氷ギャルエイドへ。
近づくと「Ice man !!!」
声掛けされます。

うーん、それってカ●コンのゲームにいませんでした?
初代ロックマンだったかな。
エレキマン、ファイヤーマン、カットマン、ガッツマン、ボムマン。
うん、そうだアイススラッシャーだな。

もうこちらが何も言わなくてもキャップをよこせ、とひったくられる。
そして先ほどよりさらに多く氷を入れられる。
おーい…

ずっしりと重いキャップを被り、さあ走りましょう。
おいおい、本当に重いよ。1キロくらいあるんじゃないの?

でも不思議です。
言葉は上手く通じなくてもちゃんと、気持ちは通じるんですね!
謝謝!!!
そうこうしてたらまた4番手のおっちゃんがやってきた。

これはまずいのでは?

どんどん抜かれて行きました!

4番手のランナーさんにどんどん差を詰められます。
そしてあっさりかわされる(´;ω;`)

このころ、脚も潰れていましたが、走ると息が切れ苦しかったのです。
まあそりゃマラソンなんだから息は切れるのですが、ゆっくり走っているのにダッシュした後みたいな感じでした。

かなりの練習不足で出てますからね。
まあ仕方ないのか。

そしてここから始まる没落物語…
まともに走れない中次々と抜かれていきました。

次の62キロのエイドではもう5位。
ここは75キロの部の折り返しなのでドロップバッグが置いてありました。
大会専用のこんなやつですね。
大きすぎる気もしますが、着替えとかシューズを入れるなら便利かな?
123.jpg

もうまともに走れないので別にジェルとかいらないか?
とも思ったのですが、まあ持っていっても邪魔にはならないという判断で受け取る。

65キロのエイドまで果てしなく用水路沿いを歩きます。
日差しが…日差しが…強過ぎる!!!

日向に出ると頭がボーっとするのでジェルやペットボトルの水をちびちび補給しながら進みます。
いろいろ持ってて良かった…
また抜かれて6番手。

次のエイド67.5キロのエイド。
「You are the six!」
知ってるがまだ6番手か~
こんなに歩いたのに。頑張ろう~
子どもが水をたくさんくれる。謝謝!
「Beer?」
これが聞き間違えて「ピール」と聞こえたのでした。
何だろうと思って飲んでみたらビールでした。

さすがにマラソンの最中にアルコールは無理です(。pω-。)
礼を言い、出発します。

さてさて次は69キロのエイドですが…
前のエイドから間隔はたったの1.5キロ!!!
しかしこれが辛い。なかなか辿り着きません。
途中、75キロの最後尾ランナーを抜いていきます。
ちょっとふっくらしてました。

で、エイドでは
「Are you Japanese?」
「Yes!」
「がんばって」
またしても日本語!
これからは台湾のランナーを日本で見かけたら必ず「加油」と言います!

またしても氷をもらいペットボトルに水を貰い歩きだす。
ここでお兄ちゃんに抜かれたのですが、日向を歩いている私を見て
「こっちを歩け」
といった感じで日陰に手招きしてくれました。
「謝謝」
といって彼についていくと安心したような表情をした後、走り去っていきました(笑)

次のエイドは73キロ。
まだ73キロか…
まともに走れないとウルトラマラソンって果てしなく長いな。

「Japanese?」
何度聞かれたでしょう(笑)
「It’s too hot for me to run marathon !」
「今日は暑いよ」
エイドの人はみんな日本語を話せるのか?
「It’s cool Japan now.」
「座る、座る」

座らされました。
そしてバナナやレモンや謎のフルーツを食べさせられる。
今日一番おせっかい親切なエイドですね。
ありがとう。
「謝謝、再見!」
「再見~」
見えなくなるまで手を振ってくれていました。ホロリ。

そして次のエイドは76キロ。
亀のようにしか進んでいません。
途中2人組のお兄さん達に抜かれるが、よっぽど私がしんどそうに見えたのか。
ウイダーをくれました(笑)
Taiwan’s people are very kind !
そして帰ってきた濁水渓を往復した西螺大橋。
帰りは渡らないはず。と思って近づいたらみんな対岸から帰ってきてるよ。
嫌な予感がするのであります!

日台友情パワー!!!

橋の手前にもエイドがありますので近づきますが…
男性が話しかけてくる
「あ、ずっきーさんですね?」
「はい、そうです」
この方は呉さんと言って今回日本人が参加するのを知っていたらしい。
日本語上手!

「頑張って、次は橋渡って」
「え、また渡るんですか?」
「そうだよ、大丈夫大丈夫」
なにが大丈夫なのだろうか…

「50回も100キロ走ってるならいけるいける!」
どうやら色々情報が流れているらしいです。

仕方ない。
渡りましょう。往復3キロですよ。
とことこ走る。向こうからやってくるのは75キロのランナーが多いですね。
対岸のエイドに着く手前、ウイダーくれたお兄ちゃんがやってきた。
「謝謝!」
と言って手を振ったら、手を振り返してくれました。

やっと対岸に到着。
エイドがあって、ゼッケンにチェックを入れてくれる。
そういえば朝はエイドは無かったなあ。
ここは45キロの部の折り返しです。

折り返すが、さっき頑張ったため早速ヘタレ歩きだす。
暑い…手足がしびれてきました。
これはまずいなあ。
対岸のエイドで飴をたくさん貰い、水を詰めて出発!

呉さんが
「あと少しだよ、頑張って」
「ありがと~!」
しかし20キロをあと少しというのは反則である。

少しは走ったがまた歩き出す。
次のエイドは81キロです。往路はあんなに元気だったのに…
なんか地元のお祭りをしてるらしく賑やかい。
たくさん食べて的なことを言われたので、オレンジやトマトをたくさん食べる。
さっきから食べてばかりである(笑)

そしてまた走り出すと聞き覚えのある曲が流れ出します。
「せとはひぐれて♪」…ん?
ゆうな~みこな~み~♪
思わず歌い出す。
日本の、しかも瀬戸内海の歌ではないですか!
ふと、岡山のことを思い出す。
岡山か~。車線変更するときに車がウインカー出さないんですよね。
初めて岡山に来たときはびっくりしたもんだ。
懐かしい…

なんとなく元気になり少し走りだす。
しかし次のエイドは少し遠めです。85キロ、やっと到着。

「Japanese?」
何度目かしら(笑)
一緒に写真を撮ろうというのでお兄ちゃんとお姉ちゃんと3人で撮りました。
やはりジャパニーズの情報はかなり出回っている。

86キロのエイド。
お寺が近くにありかなり賑やか。
こちらでもお祭りが。日本の曲流れ過ぎ!

さあどんどん行きますよ。
87キロのエイド。
「Japanese?Only you?」
「I came Taiwan alone. 」
「Oh , great !!!」
うーむ、一人で来るのは凄いらしい!

しかし、そもそも私の行動について来られる知人はあまりいないのであった…!

さあ90キロのエイドです。
「OK?」
「I’m powerful !!!」
元気なふりだ。もうめちゃくちゃ言ってます(笑)
これ食べて、と言われて食べたのはなんか星型の果物。

甘すぎず美味しいね。
「Oh , Star?」
と聞いたら
「Yes , stars !」
とか言うから台湾人にも適当な人がいるもんだ、と思ったのですが…。
後で調べたら本当にスターフルーツという果物でした。知らんかったよ。

たくさん星を食べ、再び出発です。
多くの台湾人の友情に謝謝です~

あと10キロ。
助かるのは午後4時を過ぎて随分涼しくなってきたことです。

残り7キロのエイド。
ウーム、全く覚えてません。

さくさく行きましょう。
残り6キロのエイド。
女子達がいっぱいいるエイド。
さすがにもう固形物は良いか、と飲み物だけ頂く。
そう言えば台湾では「FIN」というスポーツドリンクがあって、エイドではそればっか出てきます。
日本のアクエリアスみたいなものかな?

そして、早朝道を間違えた用水路沿いを走って戻る。
途中でお母さんと娘さんがこちらを見てたので手を振ってみたら喜んでました。

朝は気づかなかったとうか空いてなかったけど97キロ、残り3キロでお寺エイド。
ずっとトイレがなかったのでここで済ます。
そしてエイドにコーラを発見。そう言えば炭酸はここまで一切なかったなあ。

あとは土手に上って3キロ走ります。
途中で最後のエイド。水だけもらいます。
それにしてもエイドが多いなあ。充実しすぎですね。
しかし今回はその充実を活かせなかったけどね(笑)

ラストで大阪マラソンのTシャツを着たお兄ちゃんを抜かし、萬安宮に帰ってきました。

やっとのことでゴール。
うーむ、12時間46分!
しかし1人ぼっちで完走したことに意味がある。おめでとう!

ゴールしたらマイクを持ったお姉ちゃんが近付いてきて
「Congratulations!」
「謝謝!」
と言ったら
「You finished many many 100km ultramarathon . OK?」
「That’s right . 56 times .」
どうやらこれはインタビューらしい。
台湾では日本と違って56回100キロマラソンを完走するのは凄いことなのだ!
そうか。
「Please tell me how you feel now.」
こんなに疲れてるのに英語考えんといかんとは!
「I am very happy. It was the most enjoyable race I have participated .」
なんとか乗り切ったぞ。

そしてなんと2位だった李さんが待っていてくれたのだ!
「Congratulations!」
「謝謝~!」

そして完走メダルやら

別の大会のクリアファイルと一緒に渡された(笑)完走証やら(タイム細か過ぎますね。24℃って夕方の気温でしょう、絶対30℃はありました)
犬の像(戌年だから)やらを貰うのを教えてもらいました。
完走像はなんと日本語で、
「ずっきー 100キロウルトラマラソン56回完走おめでとうございます」
と書いてあります。ありがとう!

日本人ならしないでしょうね。さすが台湾。
ここまでさせてリタイアしたらとんでもない罪悪感ですね…

荷物を受取り写真を撮ってもらう。
台湾の人は黄色いシャツが多いのだよ。

彼とはまた勝負出来ると思います。
たぶん次は私が勝つでしょう(笑)
謝謝。

バスで台北に帰ったときには23時過ぎてました。

100回目の完走は是非ここでしたい。
そう思わせる濁水溪100K超馬暨木棉花黃昏馬拉松賽でした!

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