2015年100キロマラソンラストは長崎橘湾岸スーパーマラニック!超キツイです。
しかも前週の南伊豆みちくさウルトラマラソンから連闘。馬鹿ですね。
この大会、日曜日の深夜に始まるので、前日の土曜日は長崎観光に行くことにしました。
目的は軍艦島!の隣の島、高島です。
2年前の2013年は10月開催でちょうど「西日本鉄道の日記念きっぷ」みたいなやつがあったので、それを使ってなんと在来線で岡山から諫早市、そこからバスで島原まで行ったのですが…13時間くらい(笑)
今回は11月開催なので新幹線と特急で行きます。そうでなくてももう在来線では行かんと思うけど。
始発で博多まで、そこから特急かもめで長崎まで。
そこから歩いて長崎港まで行きます。
早速見つけます、軍艦島クルーズ。
人気が出てきたところに世界遺産認定って、ホントに上り調子ですね。
めっちゃ人並んでました。
軍艦島も良いですが、人気で予約がなかなか取れないようですので、隣の島から眺めることにします。
隣の高島も炭鉱の島、全盛期は物凄く栄えたそう。こちらも世界遺産登録があります。
軍艦島と違い、現在でも有人島です。
と、言う訳で高島に到着。高島港です。
港から歩いてすぐのところに石炭資料館があります。無料で、受付も人がいません。
高島と軍艦島の歴史が勉強できます。
さて、大きな島では無いので島を1周してみます。
展望台や教会等があります。
そして島のあちこちに猫がいますよ。かなり人に慣れています。
島の北側に出て、北渓井坑跡へ。
日本で初めての洋式竪坑らしい。実は高島の世界遺産登録というのはここのことです。
…が、誰もいない。軍艦島と違い、なんて寂しい(´;ω;`)
その後、グラバー別邸跡へ。
グラバーさんとは日本に洋式の炭鉱掘削技術を持ち込んだ人(らしい)です。
一旦高島港に戻ります。
軍艦島クルーズの高速船が到着してました。
何故高島に???
そしていよいよ真の目的地へ、
そう、軍艦島の見える丘です。
まあこういうのは大抵嘘か大げさなんですが、本当にちゃんと見えます。
窓まで見える。結構な撮影スポットだと思うのですが、やはり誰もいません!
そろそろ帰りますか。
またフェリーで長崎港に向かいます。
途中、伊王島大橋をくぐる。
長崎港のイルミネーションが見えます。
帰ってきました。長崎港から長崎駅へ。
諫早駅まで乗ってそこからバスで雲仙市の小浜温泉へ。
着いた頃には20時。
いやー、本当にこれから走るんですかね。もう疲れてますよ!
受付を済まし、リンガーハットで夕食。
実に長崎らしい感じですね。
その後大会が貸し切ってくれている旅館で仮眠。
ガーガー寝ているとそのうちランナーっぽい人が入ってくる。
いや、もちろんみんなランナーなんですが。
これから走るのではなく、もう走ってきた感じの人が…
どうやら273キロの部のリタイアの人が来たようです。
それにしても273キロって…
おいらは絶対出ませんよ!
さて、12時を回り、準備を始めます。
ゴソゴソ動いていたら皆起き出す。
この大会はスタート時間が走力によって違い、土曜日22時から日曜日2時までの5段階に分かれています。
参加者は過去の大会の結果を結構調べられ、例えば私の場合はサブ9しているので最終の午前2時スタートです。
ゴール締め切りは17時なので、私の場合は16時間以内にゴールしなければいけません。22時の人は19時間制限です。
しかし、今回は100キロマラソンの連闘ということもあり、事務局にお願いして1時スタートに変更してもらったのでした。
何故なら30キロのチェックポイントの原城跡が4時30分までに通過しなければならなくて…つまりキロ5分で行かなければいけない!
元気ならともかく連闘では無理です。
1時スタートなら3時間半以内に通過すれば良いので楽勝です。そんなに掛かりませんが。
あとのチェックポイントはそれほど厳しいところはありませんので大丈夫でしょう。
まずは集合して説明を受ける。
そしてスタート。
やはりここから30キロまでが勝負。
先週からの疲れもあるので、じっくり行きましょう。
マラニックなので条件は厳しいです。前半のエイドは10キロに1つ。
真っ暗で、それほど坂でもないので海辺の道ををヘッドライトで照らしながら黙々と走る。
途中チェックポイントがありますがパンチでカードに穴をあけるやつです。
ランナー皆さんチカチカライトをリュックにつけていますが、殆どが「萩往還マラニック」のライトです。
参加者は被りまくり。私もそうですが。
30キロ手前で国道から右の脇道に入ります。
ちゃんと矢印出てたので分かりました。ここで見落としたらアウトです!
そして原城に到着、エイドを素通りしてまずは城郭内へ行き、天草四朗様の像へ向かいます。
そこから引き返し、エイドへ。マイコップ持参ですよ~。
ここまで来れば一安心。
残り70キロなど消化試合(?)です。
また黙々と走り出す。
40キロのエイドを過ぎたあたりで明るくなってきましたね!
そして50キロを過ぎ島原市内へ。
矢印の方向に進みますが、イマイチ方向感覚が良く分かりません。
ちゃんと島原城に辿り着けるのか…
なんとか辿り着けました。
ここにはドロップバッグがあります。
座り込んでいるのがマラニックっぽくてイイですね。
ちなみにこの大会、坂の厳しさは最悪級です。
そしてその地獄はここから始まります。
城の北側の武家屋敷を通ってまた大通りに出ます。
そしてここから「眉山ロード」の上り上り上りです。
上る、上る、そしてすぐ走れなくなり歩く、歩く。
みんな歩いてますけどね(笑)
この絶望感…
途中で273キロの部の人にきっちり抜かれました。情けない…
やっと頂上へ、すぐさま下る。
そのうちエイドへ。
「1時スタートですか?速いですね~」
他のランナーさんと話をしますが、この辺りではもうスタート時間はみんなバラバラです。
チェックしたらまた下る。有明海(?)が綺麗です。
しばらく比較的平坦な道を走ったらまた上ります。
辛すぎて途中写真はありません、そしていくら走っても全く終わりが見えません。
ずっと上ってます。
90キロ手前、やっと上りが終わり、観光地っぽいところに出ます。
なんとそこは地獄温泉!!!
本当に地獄道を走っていたとは…
ここは観光地のため走ってはいけません。
さあここを過ぎたら基本下り基調です。
だからめっちゃ走れるとかではありませんが…上りで歩いてしまうよりマシです
えっさほいさと走り、残り4キロで高台へ。
小浜温泉が見えるよ。
残り2キロで小浜温泉の街並みへ。
やたら遠回りしてゴールの南本町公民館へ。
うーむ、相変わらず辛いコースですが気候的には走りやすく、2年前に出たことあるので徐々にペースを掴み、結局2年前より20分程速い13時間35分くらいでゴール。
全然ファンランじゃなく本気で走ってこのタイムです。ファンランする余裕など一切ありませんでした。
そしてとうとう年間17本100kmマラソンを無事完走出来ました!
来年はこの経験を生かして一気に飛躍の年にします。いやしたいです。
2016年、期待してください<(_ _)>
また口だけの可能性もありますが