ソーティージャパンセーハ…間違いなくウルトラマラソン向きのシューズ
現在はナイキのシューズが世界中で大活躍してますよね。
実は世界中かどうかは知らずに発言してますが…
日本では大活躍ですよね。
早くウルトラ用のシューズを出してくれ!
しかし、私が走り始めた7年前はシューズと言えばアシックスでした。確か。
走り始めはカヤノやGTなどのシューズから入るのですが、いつかは薄くて軽い上級者シューズを履いてみたいと思ったものです。
そんな憧れのシューズの中でもやはりターサーシリーズは別格でした。
ターサーといえば速いランナーが履くシューズの代名詞。
7年前の自分は7年後には自分はターサーで100キロ6時間台を出す予定だったのです(笑)
そんなターサーを超える上級者シューズ、ソーティシリーズ。
ソーティマジックが一番有名ですが、ターサージールでも足裏が痛い私。
さすがにソーティーマジックは試着したことすらありませんでした。
ですから100キロウルトラマラソンでソーティシリーズを履くなどこれまで考えたこともなかったのですが…
ある知り合いのランナーさんが1つのシューズを教えてくれました。
その名もソーティジャパンセーハ!
そしてこのシューズはウルトラマラソン向きなのです。
私が買ったのはソーティージャパンセーハ2です。
ウルトラマラソンというのは高い走力を付けて走ることも大事ですが、さらに大事なのは無駄をなくすことです。
シューズについても然り!
無駄な動きがないシューズを選ぶことで後半に余裕を持たすことができます。
さて、ウルトラマラソンを走る際に履くシューズで、重要なのは以下の5点
①シューズが厚すぎないこと
②シューズが柔らかすぎないこと
③踵や中足部のホールド力が大きいこと
④フラットソールであること
⑤屈曲点が後ろであること
なかなかこの5点を全て満たすシューズは無いのですが…
なんとソーティジャパンセーハは高いレベルでこの5点の条件を満たしています。
ソーティジャパンセーハはウルトラマラソンに向いているとはいえ、やはり上級者用シューズですから①②についてはまあ当然でしょう。
ある程度スピードを出すためには地面からの反発を大きく使わないといけないため、シューズが厚すぎるとか柔らかすぎるとか、スピードを殺す作りにはならないでしょう。
実際ソールはかなり薄いです。
そして滅茶苦茶軽いです。
③についてですが…
これは通常、初級者用シューズ→中級者用シューズ→上級者用シューズ
とレベルアップするたびにホールド力が落ちることが多いです。
中足部についてはともかく、踵についてはホールド力が高くなるほど走りにくくなり、スピードを出しづらくなります。
初心者はスピードをそれほど出さないため、踵を固定して無駄な動きを抑えることを優先します。
しかし上級者は踵の固定より走りの邪魔をしないことを優先するため、上級者用シューズは踵が緩いことが多いです。
しかしソーティージャパンセーハは踵がそれなりに狭く、ホールド力はあります。
これは本当に珍しいことです。
子分のスカイセンサージャパンでさえ、流石に踵のホールド力はそれほど高くはありません。やはりウルトラマラソン用なのか…?
上から見てもそれほど細身のシューズに見えません(2E)が…
中速部のホールド力もきちんとありますよ。
④ですが、ウルトラマラソンの場合はやはり前足部で蹴って進むというよりは、踵着地と体重移動が大事になりますからフラットソールだと着地の衝撃が小さくなります。
ソーティージャパンセーハもフラットソールですよ。
グリップ力はそれほどあるようには見えませんが、実際走ってみるとかなりあります。
⑤について…
④でも出た話ですが、ウルトラマラソンの場合はよほど速いランナーでなければ踵着地・体重移動が基本です。前足部で地面を蹴り上げて進む、というよりは足の後方の力を使って地面を押して移動する、といったイメージになります。
そうすると屈曲点は後ろであるほどロスが少なくなります。
力を入れるところが曲がるほうが効率的に走れますからね。
で、肝心のソーティジャパンセーハの屈曲点はどうでしょう?
グニャグニャで屈曲点はかなり後ろにあります。
さすがに弟分のスカイセンサージャパンも後ろ寄り。
ターサージールの融通の利かなさと比べれば違いは明らかですね!
ターサーは地面を前足部で蹴るためのシューズのようです。
フォアフットが合うと思う方はターサーをどうぞ。
いかがでしたか?
色々見ていくとソーティジャパンセーハが上級者シューズのくせにいかに異色かが分かってきます。
ウルトラマラソン用シューズ、とは言い切れませんが性能を考えるとかなりウルトラマラソンに向いているシューズです。
スカイセンサージャパンを卒業した方は履いてみてはどうでしょう?