四万十川ウルトラマラソン2018完走記

みなさん、おはようございます。
さて、10月21日は何の日ですか?
知らん?
いやいや四万十川ウルトラマラソンの日ですよ~

東のサロマ湖、西の四万十川です。
前日受付しかないので仕方なく10月20日に四万十川スポーツセンターに向かいます…

岡山からは4時間くらいですね。

着きましたが、快晴ですね!
当日も晴れるようです。

会場内に行きますが、さすが大規模ウルトラマラソンです。
凄い人数。

17時からは前夜祭が始まります。
滅茶苦茶人多いです。
そして、料理はあっという間になくなります。
さすが大規模ウルトラ!

ゲストは岩崎恭子さんでした。
別に走る訳ではありませんが(笑)
私、中学生の頃水泳部だったので、岩崎さんはレジェンドですね!

食べ物が無くなったら人がどんどん減っていきます。

お開きで四万十スポーツセンターへ戻ります。
今夜は車中泊です。
いつもそうですが…

朝2時に起きると、皆さんもう準備していますね。

シャトルバスで、スタート地点の四万十市立蕨岡中学校へ向かいます。

あっという間に到着。

アミノバイタルパーフェクトエネルギーを配ってました!
せっかく持ってきたのに…
まあ四万十川ウルトラマラソンは毎回アミノバイタルを配っているのですがね。

荷物預けをして、トイレに行ってさあスタンバイ。
ってオイ、寒いっす。
過去最低気温か?
ことしは暖冬とか、みんなテキトーなことを言いますからね…

まあ暑いより良いね。

スタートします。
最初はほんのチョコッと上りです。
キロ4分50秒台で楽々。

15キロから傾斜がきつくなる。
みるみるうちにペースが落ちます。

峠の頂上付近ではキロ6分まで落ちた。
過去も5分40くらいまでしか落ちていないはず。

20キロ1時間42分ちょうど。

これは…
まずいね(笑)

20キロを過ぎ、20.8キロくらいで上りが終わり。
頂上にエイドがあります。

おばちゃんが何か叫んでコップを差し出してくれたので、
何かな?と思って受け取ると…

みかんでした。
オレンジジュースではありません!
みかんがコップに入っていました。

上りでぜーぜー言ってたので飲み物が欲しかったのですが…仕方ありませんね~
大人しく下ります。

さて、ここで一気の抜かれまくり!
キロ5分弱くらいで走りますが…
30人は抜かれたでしょう!

10キロほど下ってやっと平坦になりますが。
何だか過去に参加したときに比べて上りも下りもしんどいなあ…

もう駄目な気がします(早過ぎ)
35キロを過ぎて、脚はまだ止まらないが限界が近い…

序盤のペースが早過ぎた訳ではないと思うのですが。
なんだか身体が弱ってる?

38キロ地点、最後の勇姿を良いタイミングでお知り合いが撮ってくれました。

40キロを3時間22分くらいですが、そろそろ止まりそうです。
ここで初のトイレタイム!

用を足して走り始めますが、キロ5分20秒くらいから、さらにだんだん落ちていきます。
儚くも8時間半の夢は散ったのでした。

しかしまだ9時間切れるかもしれません。
動かない脚を動かしながらなんとか走り続けます。

だが、何だか気持ち悪い。
喉まで痛くなってきました…
駄目だこりゃ!

50キロは4時間18分。
たぶん9時間切りも無理そうです。
体調が良くなかったのかな…?

沈下橋も力なくヨタヨタ。
そこからの上りも歩いてしまいました。

途中、目の前が白くなり、地球がぐるぐる回りました。
これは駄目だ~
止まり、歩くを繰り返す。
上って下って次のエイド。

ちっちゃい女の子が飴を配っていたので受け取ると、その子のおばあちゃんが
「ほら、お兄さんが貰ってくれたよ、ありがとうは?」
どうやら前のランナーはあまり受取らなかったよう…

いや、まて。
お兄さんと言ったな。
そうかそうか!
おっちゃんは頑張るでえ!

少し元気になって、なんとかキロ6分を再び切る。
しかし、ウルトラで潰れた後の苦行は辛すぎる…

過去2回のような元気は微塵も感じられず、中間地点(61キロくらい)のカヌー館へ到着。

ラストはどうなるかな~
マイナスの要素しかありませんが、走り切らないと終わらないので頑張りましょう。
とても涼しくて良い条件ですが、勿体無いなあ。

お兄さんは頑張ります!

さて中間地点のカヌー館です。
預けておいたジェルを受取りさあ行こうとすると…

おばちゃんが
「これ持ってって~」
なんと!アミノショットの赤と青を配ってますね!
しかし、先ほど受取ったジェルの中にはしっかりとアミノショットがあったのでした。

「持ってるんです~」
「あら、そう」
「美しい女性に貰ってって言われると持っていきたいんですけど」
「そりゃあんたもっていき!2つずつ!」
「えっ」
…あ、ありがとう
かくしてずっきーアミノショットを6つ持って走ることになったのです。
残り39キロ、さすがに6つは多すぎません?

高知の人は良い人が多い!

そして走り出します。
毎年ここから日が良く当たるので暑いのですが、ことしは気温が低いので晴れていても気になりません。
ペースは遅いですが…

68キロ。
看板に岩間沈下橋と。
いつも渡る2つ目の橋ですね。

ふと右の川を見ると
橋が…
橋が…
途中でぽっかり無くなってる!

コース変更がどうのこうの言ってたなあ…
これのことか!

と言う訳で少し進んだ現代風の橋を渡って折り返します。

72キロ地点。
だんだん道が狭くなります。
ランナーとすれ違えないので車が広い場所で止まって待っていてくれました。
私が狭い道を抜けたところで帽子を脱いで運転手のおっちゃんに
「ありがとうございます」
と頭を下げると、

それを見ていたスタッフのおばあちゃんが…
「岡山の人(ゼッケンに県名が書いてある)は礼儀正しいねえ」
「いえ、礼儀正しいのは私くらいで基本的に岡山の人間は無礼者です!」
本当の事だからな。
おいらが完璧すぎるのだ!
「あんたは高知に住んだらいいのに」
「ありがと~」

高知の人は良い人が多い!

80キロ過ぎ。
本当にしんどい。
キロ6で走れてるのが奇跡に近い。
過去2回はこのあたり、余裕でキロ5分半を切っていたのにね…

それにしても四万十って結構細かいアップダウンがあるんだな!
調子良いときは全然気づきませんでした。

90キロ過ぎ。
さすがにあと少しだぜ!

しかしスピードは乗らないけどね。

94キロ地点。

やかましい応援団が
「がんばれー」
といってきたので
「ありがとー」
と超笑顔で手を振ったら、その中の一人のじっちゃんが
「あんたが今日のベストスマイルランナーじゃな!」
といってくれました。

ん?
なんかデジャヴーが…

おお!
思い出した!

このおじいちゃん、3年前に私が両手でガッツポーズをしながら
「今日は楽勝ですね!」
と大声で言ったら
「あんたが今日のベストパワフルランナーじゃな!」
といってくれましたじっちゃんだべ!
スマイルとパワフルで2冠達成。
高知の人は良い人が多い!

ラスト1キロの坂は余裕で走れる。
99キロになって元気とかもうねぇ。

今年はダッシュする気も起きないのでトコトコと走る。

ゴール直前、MCのお姉さんが
「岡山県のずっきーさんが帰ってきました!」
と言ったので、
正面ですかさず帽子をとり、お辞儀をし、また手を振ってみました。

「帽子をとってお辞儀をしてくれました!とても素敵な笑顔です!」
人を見る目のある人はどこかしらにいるものである。

肝心のタイムは…
9時間24分ちょうど!
四万十で初めて9時間を切れませんでした…

まあ、仕方ない。
結果こそが現実である。

そしてずっきーのウルトラマラソン2018はこのときを持って終了したのでありました。

上り坂でヘタレてそのまま終了ってえびす・だいこくと全く同じですね~
今後は坂の無い大会に出続けますよ。