こんにちは。
2016年沖縄100キロウルトラマラソンの完走記です!
さてさてどうなることやら…
まずこの大会への参加、珍しくあまり自分の意思が介入していません。
この時期仕事が忙しかったのと、なんか次々と新しいウルトラ大会が創設されて参加疲れ(笑)が起きていたので出るつもりはありませんでした。
あ、この大会も2016年が1回目ですよ。
ただ、このたび茨城県在住のAさんより誘いがありまして。
自分としてはあまり参加する気はないと伝えていたつもりでしたが、何度かやりとりしてるうちに何故か参加することになっていました(えっ!)
Aさんは茨城に転勤する前に岡山で一緒のランニングクラブで走っており、2015年の四万十川ウルトラマラソンも一緒に出場しました。サブ3ランナーですが、膝の故障を抱えておりウルトラは膝の状態次第となりそうとのこと。
散々お世話になっていたので「まっ、行ってみっか!」と言う感じでエントリーしました。
さあ前日の12月17日。
高松空港から那覇へ。
岡山から那覇はやや高いので神戸や高松から行く人が多いと思われます。
ふむ、高松空港は駐車場が有料か!
岡山でも無料スペースがあるのに…
ANAで2時間。いつものことですが寝てたら着陸の衝撃で起きます。
やっぱ暑い、というか寒くない。
めんそーれ、沖縄^^
おっす、ジンベエ!(だよね…?)
自分の方が先に到着したのでレンタカーを借り、再び那覇空港へAさんを迎えにいきます。
無事収容し、ペンションへ。
安いのに、メチャ綺麗で広い…
我々以外宿泊客はいないそう
では受付会場の下見に行きましょうか。
20分くらいですかね~、到着
与那古浜公園というところですがだだっ広い公園です。
とても冬とは思えない雰囲気です。半袖で犬の散歩してたり…
ちなみにゼッケン、計測チップ等事前に送られてくるので前日受付はありません。
個人的には参加選手リストに○付けて荷物渡すだけなら前日受付は不要と思いますので、この方が楽でいいですね。
さあ明日は暑くなく寒くなく走りやすそうですよ!おやすみ…
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おはようございます。
5時スタートなので1時には起きて準備します。
マラソンのときだけ私は早起きなのです。
補給用ジェルの荷造りとテーピングぐるぐる。
3時半に出発します。
おっと、その前にペンションのおかみさんから弁当ゲット。ありがとうございます♪
4時前には与那古浜公園に到着。
早速50キロ地点・糸満市役所行きの荷物を預ける。
…もうやることがない(笑)
ゴールの荷物預けは直前にするし。
そしてちょっと寒い。走りだせばこのくらいが一番良いんだろうけどね。
だんだん腹減ってきたのでもう弁当を食べる。
Aさんは走る前にあまり食べないそうですので、一人でむしゃむしゃ。うまい!
そうこうしてるうちにスタートが近くなったので荷物を預けて、整列します。
ウェーブスタートか?
8時間以内、10時間以内、12時間以内、14時間以内…
8時間以内がそんなにいるのだろうか?と思ったら大会の参加人数自体少ないのに12人もいました。高レベルな闘いが期待されます(*・`ω´・)ゞ
私は10時間以内に並ぶ。Aさんも無理やり連れてくる(笑)
今回の私のテーマは「控えめ」です。控えめこそ日本人の美学!!!
いつもなら先頭に並ぶのですが、今日は3列目くらい。
目標サブ10です!(←ゼッケンに目標書くところがあった。)
さあスタートです!
コースは与那古浜公園から沖縄本島の南側をぐるっと西へ、糸満市役所で折り返して帰ってきます。
30~35km、60~65kmが100mほどの上り、70~75kmが150mほどの上りとウルトラの中ではかなり平坦なほうでしょう。
いざ出陣。
さてさて、涼しくて走りやすい。
キロ4分50秒前後で進みます。
しばらく走ると海岸に、浜風が結構強い。
そして街灯が少なく走りにくい。
あまり前の人から離れないようにしよう。
基本は国道→海沿いへ→国道の繰り返し
思ったより小刻みなアップダウンがあります。
さてさて、20キロを1時間37分くらいか~と思ったらしばらく先に20キロの看板が
ほほう、こんなにずれるものか…
ちなみにラン歴4年にして初ガーミン!
自分で買った訳でなく、お知り合いから奪った借りたお古ですが。ちょっと楽しい。
それにしても20キロ過ぎてまだ暗い。
陽が上ったらやっぱりそれなりに暑いので、冬のウルトラは涼しくていいですね!
で1回目のトイレ。
自分の弱点の1つにトイレに行く回数が多い、というのがあります。何とかならんのか…
25キロ過ぎたらだんだん明るくなってきます
30キロ手前では奥武島をぐるり1周。
自分の前にも結構ランナーはいるようです。
30キロからはなだらかな上り、35キロから下り。
帰りは60キロから上りかぁ。心配である!
平和祈念公園があるね、明日いこっと。
40キロ過ぎたら比較的平坦。
この辺りで止まってしまったランナーさんを随分抜きました。
9時前になるとさすがに日差しが強くなってきますね。さすが南国。
私、結構な雨男ですが、今日は降らなそうですね。
47キロを過ぎたら1位の方が折り返してきましたよ~
キロ4分半くらいですかね。やはり速い人はカッコイイですね。
まあおいらもそのうちそれくらいで走れるようになるけどな!
そこからしばらく走ると大きい建物が見えてきた。
あれが糸満市役所か。
到着前に2位と思われる方とすれ違う。
で、そのまま中間点に到着!
4時間10分、キロ5分くらい。
自分は預けておいたウエストポーチを付け替えてすぐ出発、ここで2人抜く。
うむ、随分調子いいですね。
中間点から数百メートル、往路と違う道を走ってまた往路に合流。
引き返します。
このころ1つの疑問が…
いままですれ違ったランナーは2人。すれ違わない区間にもしかしたら何人かいたのかもしれませんが、そんなめちゃくちゃな人数ではないはず。そしてスタートから徐々に順位を上げたとは思いますが、それでも前に10人くらいはいると思うのですが…
このときの自分にはまさか、
現在4位であると知る由はなかった!
56キロくらい。凄いスピードで後ろからやってくるランナーに抜かれる。
???
一体なんだ?
一応こちらもずっとキロ5分をキープしており失速した訳ではありません。
…まあいいか
そのうち向こうからAさんがやって来た。
このペース。やはり膝が良くないようだ。
「完走、とにかく完走しましょう!」
「はいよ!」
Aさんは慎重で組み立てのできる人なので時間内には帰ってくるはず!
60キロ過ぎ。
上り坂、じわじわとペースが落ちる。(この表現、合ってます?)
ああ~、誰か前半は坂でもいいから
後半平らなコースを作ってください^^→四万十
暑いよ~、疲れたよ~
65キロから下り…ですが70キロからさらに強烈な上りがあるのでテンションあがらんぞ。
おっと、ここで一人抜かれましたよ。
しかしここは苦しくても頑張らんとサブ9ができん(←背中の目標は?)
よっしゃあああ→2回目のトイレ(^_^;)
このころになると赤信号が嬉しかったのである。
70キロからまた上り。
雨がパラパラ降ってきました。やったぜ。
…すぐやんだね。
一部傾斜が相当です。少し歩いたよ。
えっ、何か問題ありますか?(開き直り)
80キロ手前のエイドでバケツ&氷を発見!
12月に行水ですよ~
いつも思うのですがマラソン中の水かぶりって最初の1回目しか効かない気がしませんか?
最初は甦る感じですが、2回目以降は気休めな感じが…
うむ、氷が欲しいぞ。
「氷頂いてもいいですか。」
「いいよ~。でも大きいよ。」
そうなんです!ちっこいブロックの氷だったら帽子の中に入れてキーン(?)って感じなのですが。
しかしどうしても欲しいため、推定500グラムはありそうな氷の塊を持って走ることにしたのである。
重い…
まあイイよ。頭冷やしたり首冷やしたり脇冷やしたり便利だね!
そんなこんなで60~80キロのラップは1時間56分。
落ちたなあ!
86キロからは下りですよ~
後ろからまた抜かれる。ええ、下り苦手です。
「サブ10は余裕ですね!」
背中の目標をみて言われる。
「ありがとうございます。サブ9したいです!」
とうとう本音を出しやがったな、ずっきー!
それにしても、今回は後半でよく抜かれるな~と思ったのであった。
いつもは後半殆ど抜かれないのに。
90キロ過ぎ、ほぼ平坦です。
ただ信号とハーフ部門のランナーに気をつけねば。
歩道が狭い上に、ハーフ部門の比較的ゆっくりペースの方がひしめいています。
接触しないよう気をつけます。
ハーフの人を抜いて行き、信号待ちで並んでいると
「90キロも走ってるのに凄いスピードですね!」
とか言われる。
フフッ、分かってるじゃないか。だが君もいつかウルトラランナーだぞ!
さすがに疲れてきて早く終わらせたいため、頑張ってペースを上げる。
だが後でラップを見ると大して上がってない不思議!
100キロの2人も抜いたぞ!
これは結構いい順位で終われるんじゃないの!?
確か8位まで総合入賞じゃなかったか?
与那古浜公園が見えてきた!
今日の流れでいうとまだ後ろから来てもおかしくない。
逃げきるのだ、俺。
やった~、ゴールです!
多分スタッフが来て●位です。とか言うんだぞ、きっと。
ほらきた!
「おめでとうございます。年代別優勝です!」
ああー、年代別だったか。
「あちらで景品を受け取ってくださいね。」
「ありがとうございます」
まあ良かったよ、
俺様の実力で言ったら多分総合でも9位でしょう(笑)
おっ、別のスタッフが来たぞ。
「おめでとうございます、総合6位なので15時から表彰式があります。」
きたあああああああ~
初入賞でございます。
まあ自分の実力でいったら遅すぎたかな、フッ。
まず年代別の賞品を受け取ります。オリオンビール6本入り。
そのうちお知り合いのランナーがゴール。
ん、いや、自分より随分前を走っていたはずだが…
話を聞くと、誘導ミスで何人かは5キロ余分に走ったらしい!
なんと、自分は運が良かった…
どうりで後ろから速い人が来る訳です
2015年のなごうらマラソンでも思いましたが、沖縄の大会は比較的運営が大らかな気がしますからね…
さてさて、表彰式です。
15時前に表彰舞台へ向かいます。
またスタッフが来る。今度はなんだ?
「すみません。1人40キロ地点で計測できてない方がおられて失格となりまして、ずっきーさんは5位になりました」
(;゜0゜)
うーん、なんともコメントしがたいですが…
つまり、ゴールしたランナーの中で言うと
糸満市役所50キロ 4位(5番手)
3人抜かれて90キロ 7位(8番手)
2人抜いてゴール 5位(6番手)だったようです
さて、式が始まります
1位の方が、超帰る直前って感じの服装です。さすが唯一の7時間台(7時間35分)!
5位だと真ん中で主役っぽくていいですね。目瞑ってるけど…
2位から8位は8時間台で結構詰ってます。激戦区。
そう言えばスタート前の7時間台目標の12人はいずこに…
大会実行委員長から賞品が。多分4位~8位は一緒です。
アールビーズのランシャツにオリオンビール6本入り。
計1ダースか。
でもビールは飲まないんですよね…Aさんにあげよう。
ランシャツは使えます!練習のとき着ていくと
「どこかの参加賞ですか?」とか聞かれることがあるので
「いえ、沖縄100キロの入賞賞品ですよ」
と、さりげなく自慢するのです。
そしてAさんを待つ。
ランナーズアップデートでラップを確認すると、ペースは落ちているものの3時間半以上残して80キロを通過してる。
多分無理せずぎりぎりでゴールするよう調節してるな。
絶対ゴールするはず!
戻ってくるランナーを応援しながら待つ。
凄い風だ~。寒くはないけど。さすが沖縄!
暗くなってきた。残り20分を切ったぞ。
うーん、あれか!
きたきたきた、無事走ってるじゃないか。
Aさんも無事ゴール!
なんかスタッフの人と色々喋ってる。
「いや~膝がしんどくて。」
とか言いながらやけに元気だ…
「写真撮ってください」
ハイハイ、何でもしますよ~
これにて第1回沖縄100キロウルトラマラソン、完結。
来年、ちゃんと運営してね~!
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翌日、まずはひめゆりの塔へ。
本気で知りませんでしたが、ひめゆりの塔ってもっと大きな人が上れるような塔だと思ってました(^_^;)…
次は平和祈念公園
どちらも沖縄戦の悲惨さを伝える貴重な場所だと思います。
またゆっくりできるときがあれば来たいですね。
2016年の最終遠征、無事終了しましたよ~