なんとなんと!南砺100キロマラニック2019を走ってきました

さて、6月2日の日曜日はウルトラマラソンの日です。
ん、奥武蔵ウルトラ?
そうですね!それもありますね!

しかし、知る人ぞ知る「南砺100キロウルトラマラニック」も開催されますよ。
出たことないので今年はそちらに出ましょうか!
南砺ってどこ?
いやいや、富山ですよ!

と、いうわけで遥々岡山から富山まで。
ホント遠いです。
しかし、えちごくびきのウルトラや能登半島すずウルトラよりはちょっと近いです。

受付は前日のみ。
ア・ミューホール福野まで行きます。
ア・ミューホールはショッピングモールの2階にありました。




翌日のゴール会場からスタートまでのシャトルバスの料金もここで払います。

さて、そのまま南砺市のお隣の砺波市まで向かい1泊。

しかし、当日のスタートは4時(はやっ)!
しかもゴールの福野体育館からバスが出るのは2時!

準備時間を含めると起床は必然的に0時ですよ!

無事にシャトルバスに乗れたものの、




座席はタイミングバッチリの補助席(涙)。
寝る気満々でしたがあまり寝られず。
道もくねくねでしたしね~。

そして30分後、スタート会場のダカンボースキー場に到着。




ここで図々しく仮眠をとり、ゴール地点行きと中間地点行き(54km)の荷物を預けてスタンバイ。

去年の映像が流れています。




気温は13℃。
さすがに標高が高いだけあります!涼しいね。




そしていよいよスタート!!!

まず飛び出したのはリレーの部のあんちゃんたち。

凄いスピードで下り坂を駆け抜けていきます。

そして続く個人ランナーたち。




スタートだけは相変わらずいいようです(笑)
私も抑えながら行きましたが、さすが最序盤の下りです。
キロ3分55秒でした。
死ねますね!

その後は本当に抑えて行きますがキロ4分40秒台で。
それでもどんどん抜かれて行きますが…

5キロ程でなんと合掌造りの集落が!




すごいぞ!
合掌造りって白川郷だけじゃないんだね~。

まだ時間は4時半もきてませんが随分明るいです。
6月、万歳!

そして6キロで最初のエイド。




なんと南砺(なんと)、反対車線に設置されていたので水を取れませんでした。
前のランナーもみんなスルー。
しまったな…おいらは欲しかったのに…

序盤でもちゃんと水分を摂らねばいけません。
次は気をつけよう…

そして長い橋が。




見晴らしがイイね~。

そしてすぐにやってくる合掌造り!




またか!
この10キロ地点でもエイドがあります。
10キロ48分くらい。
まあまあいいペース。

そういえば、この大会はマイコップ持参です!

その後、上り坂へ突入。




結構な傾斜です。

そしてしばらく進むと、また合掌造り!







多いなあ。
みんな止まって写真撮ってます(笑)

撮ってもらった写真もあります。




そしていよいよ坂を下ります…

まだ10キロを過ぎたばかり。
慎重に下りましょう。
しかしもうサブ9は無理な予感。

まあ、状態に合わせてペースを決めて行きましょう…

15キロのエイドに寄ったらここからコース一番の上り坂を走ります。
7キロで400mほど上りますのでなかなかの坂ですよ。

さすがに歩きませんが、キロ6分半くらいまで落ちてます。

このあたり、抜きつ抜かれつを繰り返していますが、やや抜かれ気味です(笑)

20キロ地点の分かれ道。
左に下り、右に上り。
さあスタッフが案内するのはどっち?

当然右ですよね!
つらい。

しかしなんとか上り切ってまた下る。

4時スタートなので20キロ過ぎてもまだ6時前。
しかも標高は高く、曇っているため気温はまだまだ低いです。
コンディション的には絶好ですね。
ラッキー!

その後、30キロからまた上りますが32キロのエイドの様子。




実はこの後自分で撮った写真はありません。
携帯の調子が悪く、画面が見えなくなったのです。

(後で分かったのですが、画面照度が最低になって見えなかっただけでした…
なんでこうなるの?)

上りきってまた40キロから10キロほど下ります。

49キロのエイドではすき焼きがありました。
トイレ待ちの間に食べようと思ったら、食べてる間に続々とランナーがトイレに並びだす(笑)
結局次のエイドまで我慢することに…

ちなみにすき焼きは美味しかったです。
量多すぎましたが。

50キロは4時間30分で通過。
今回はそこそこ余裕があります。

スタッフのおっちゃんに「18位だよ」と教えてもらう。

そして52キロ、今回最悪の上りが待ち受けます。なかなかの角度で周りのランナーは次々歩きだす。

自分はなんとか走りきり、右手にエイドが見えた!
しかし案内は左…
さらに上れと。

またヒーヒー言いながら上りきり、キャンプ場みたいなところに出る。
スタッフの指示は…
「この坂を駆け下りてください!」
は?
芝生の上を?
結構な角度だぞ!

仕方なく下りきって中間点のエイド。
ジェルを受けとりまた走り出す。

ここからは下りや平坦部が多くなります。
信号がたくさんありますが、車が来なければ通してくれました。

木彫り店の町並みを抜け、のどかな田園風景に。
ここでキロ6分まで落ちてしまいます。

曇り空なので気温は低めでしたが、それでも暑く感じます。
だんだんしんどくなってきた。

今回もこのままずるずる落ちるのか?
と、思ったときに、なんと救世主が!?

それはゲストランナーの重見高好さん。
長野県の売木村の村おこしを背負って走る、スーパーウルトラランナーです。

私が参加した大会でもよく優勝されてます。

後ろからランナーが近付いてきたときってそのランナーが元気かどうかはすぐ分かりますが、やたら力強い足音がしたため振り向いてみると重見さんがいました。

そのときの私の反応、思い出してもめっちゃ面白くて(図々しくて)
「あーっ、重見さん!」
と、まるで友達のように呼び掛けてしまいました。

「こんにちは~」
と返事を返してくれる重見さん。
「調子はどうですか~?」
と聞かれたので
「まあまあですが暑くなってきてしんどいですね~」
と言うと
「氷ありますよ。要りますか?」
とエイドで貰った氷を分けてくれました。

しばらく並走するとエイドに到着したので一旦お別れ。
何故なら私はエイドに寄ったら速攻で出発する癖があるからです。

しばらく走るとまたすぐに追いつかれる。
なんだかんだと話をしていると自然にペースも上がります。

そのまま70キロを通過。
意外と楽だ。
サブ10いけるかもしれません。

重見さんは次はおんたけウルトラの100マイルに出るそうで、私も出たことあるのでその話を…
どうやらあまりトレイルの大会は出たことが無いみたい。
トレランシューズのこととか聞かれましたけど、何を履いても優勝争いじゃないか?
と思ったのは内緒です(笑)

色々お話をしましたが、速いランナーはそれはそれで色々大変そうでした。
何しろ1つの自治体を背負ってますからね。

その後75キロで完全に置いて行かれ完全に単独走になります。

我慢の時間。
80キロの桜ヶ池エイドを過ぎてしばらく行くと誘導のスタッフさんから
「12位だよ~」
と言われます。
何とか一ケタ行きたいね!

たぶんこのあたりの写真だと思うのですが…
主催者側から拝借した写真




その後はエイド間の距離が狭まってきて、80キロ、83キロ、86キロ、90キロと続きます。

たぶん皆さん暇だったようで(笑)異常なおもてなしを受けます。
それにしてもこの大会、エイドが豪華過ぎます。

86キロのエイドではサイダーにジャムを入れてくれるのですが…。
ジャムはたくさんあるので選べるのですが。
私が選んだのはオレンジ。

「このジャムって全部富山産ですか?」
ってきいたら。
「どうだったかな~?」
と皆さんざわつきます。

結論⇒私が選んだジャムだけ富山産ではなかった…!

それはともかく90キロのエイド。
ちっちゃい嬢ちゃんがホースでかぶり水サービスをしてたので、自ら突っ込んであげました。
エイドサービスならぬランナーサービスってやつですね。

そしてすぐさま前のランナー2人を抜きます。
これで10位。
一ケタまであとすこ~し。

ここにきて体調は絶好調になります。
キロ5分まで上げていきます。しかも楽々。

これはえびす、柴又の連戦修行の効果が出ましたね。
ここから失速する可能性は0%です!!!

ガンガン上げていきますが前はなかなか見えません。
と、思ったら95キロ過ぎで発見。

こちらもさらにペースを上げキロ4分50秒とかになってますが、あちらも失速している訳ではなさそう。足取りはかなりしっかりしています。手強い。

しかしさすがにどんどん距離は縮まります。
そして98キロ過ぎ。

とうとう抜きます。
あちらもびっくりしたようで
「凄いですね~」
とお褒め頂きました!

そのまま平坦な道をさらにペースを上げて走る。
そしてゴール会場に突入。







なんとか無事にゴールできました。
9時間25分で9位。
アップダウンを越え、よく走りました。

ラスト10キロは48分台です。
病気の復帰からから1年半。
やっとまともに走ることができました。

この日は晴れそうで晴れず、曇ったままなのも良かったです。
まあこの後メッチャ晴れたんですが…

大会の運営も良く、エイドは充実し過ぎ。
とてもいい大会でした。
1点残念なのが、終盤誘導のスタッフがいないところがあって、イマイチ道が分かりにくいところがあったことくらいでしょうか。

また来たいです、南砺!
ありがとう!

次は高野山・龍神温泉ウルトラマラソンのレビューです。
悪夢再び!?