村岡ダブルフルウルトラランニング完走記2014 ~ピザと流しそうめんと~

ウルトラマラソンランナーは変人が多い。
辛い状況ほど楽しいのである。
意味が分かりませんo(^▽^)o

しかし、そんな人たちを理解する大会もある!
西日本の人間なら一度は憧れる…
そうだ、村岡ダブルフルウルトラランニングだ!

もともとはフルの2倍くらい、ということで88キロ走ってたらしいのですが、現在は100キロコースもちゃんとあります。
あと、44キロと66キロ(今年から)もあります。
ウルトラ初心者にはこの66キロコースが大人気です。
この大会は坂が多く急で、東の野辺山と並んで日本で最も厳しいコースの1つに数えられます。

だが、変態ランナーの気持ちをとても理解しており、温かい応援とサポート体制、そしてエイドの意味不明な充実さはトップクラスです!
ウルトラマラソンランナーというのは走るために大会に出ているのに、何故か話と食事が大好きです。
例えば色んな大会のランネットの評価を見てみると大抵「エイドに美味しいものがあった!」とか「この大会はエイドがしょぼいからおススメ出来ません」とか書いてあります。

私からしたら別にグルメしたいならレストランに行けばいいんだから、よっぽどまずいものとか栄養がないもの出なければ別に何でもいいだろう?と思うのですがどうやら世間ではそうでなく、走ってる最中でも美味しいものが食べたいらしいです+゚。*(*´∀`*)*。゚+

そんなランナーにうってつけ!
途中ピザやカレーや流しそうめんまで登場します。
私自身も確かに美味しいとは思ったのですが、ここまでバッチリだともしかして完走させないためにやっているんじゃないか?と疑ってしまうくらいです。

そんな素晴らしい大会ですが、完走できなければ出る意味はありません。
制限時間は14時間。出るからには必ず完走しましょう。
PBが9時間10分だから、まず完走できるとは思いますが。

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よくある話ですが、前日は仕事。
終わってから車で村岡へ、最寄りの道の駅村岡ファームガーデンで仮眠です。
同じことを考える人はたくさんいるらしく(○´・Д・`)ノ、道の駅は満車寸前でした。

さて、スタート兼受付の村岡中学校へ。
やっぱりそこそこ岡山から近いだけあって知り合いにチラホラお会いします。
何故か皆さん88キロですが。100キロってそんなにやばいの?

さて、88キロの人と一緒にスタート。
最初の5キロだけはとても楽です。村岡の街の赤提灯が光る中、走ります。そこそこ涼しいです。

さて、早速上り坂(涙)
15キロを過ぎてエイドになんと…ピザ!
ピザエイドは初めて見ましたね。

その後下っていき、30キロ地点が66キロの部のスタートです。
100キロが5:00スタートで66キロが8:00スタート。
自分が通過したときは66キロがスタートする直前でした。大体キロ6分。
まああの上り下りではね…

そこを過ぎたらまた上り、そしてその後100キロランナーだけ分かれ道で右に誘導されます。
しばらく走ると、おお!
流しそうめんだ!しかしまず上り切って折り返しましょう。

しかし、折り返してきた私はもう気力が無く、そうめんを食べずに飲み物だけもらったのでした。
44キロ。そこからは私の大嫌いな長い長い上り坂。
標高200メートル弱から1000メートル超えるまで、約800メートル上ります。
これは辛い、みんな歩いてるが一応走り続けます。
そしたら66キロランナーの方が
「さすが100キロランナーは凄いなあ~」
と言ってくれますがそれは違う!
他の100キロランナーは歩いてるじゃないか。凄いのはおいらである。

途中、名前入りの応援メッセージが立て札で立っていますが自分の分は見つけられず。
そして52キロまで上りますが、山頂手前のエイドではカボスの缶ジュースが置いてある。
どんな味だろう?
と飲んでみたら、おお!元気百倍!
一気に山頂を乗り越え、下る下る。
66キロまで下りますが、元気だったのもそこまで。
そこからまた急な上り坂になり、歩きだしてジ・エンド…

そこからは地獄のレースとなる。
直角定規みたいな坂を上らされたり、大仏の周りを回らされたり、おはぎを食べさせられたり(笑)、カレーが出てきたり。
うむ、やっぱりグルメだね!
途中、88キロから92キロのみ平坦で、後はずっと坂。
勘弁してくれ。
最後は44キロ、66キロ、88キロ、100キロの部が入り乱れ、訳のわからないままゴール。
11時間51分、111位。
体調も良く、本気で走ったのにこのざまです(´・_・`)

2週間前のしわいマラソンよりずっとしわかったのう…