みなさんも経験ありますでしょうか?
ランニングを続けていくとお気に入りのシューズができますよね。
そのシューズが生産終了になったときの絶望感を…
ランニングシューズは永遠ではありません。
いつか必ずリニューアルするときが来ます。
もちろんアシックスゲルカヤノやミズノウエーブライダーみたいに20作以上続く長期継続シューズもあります。
しかし、多くのシューズは5、6作でその姿を消すことが多いです。
もちろん人気のシリーズであれば似たようなシューズ後継者として発売されることが多いのですが。
ここで本題です。
私の100キロマラソン用のシューズと言えば長年「ライトレーサー」でした。
フルで言えば3時間台前半、100キロで言えば9時間前後で走る人用のシューズですね。
このライトレーサーは非常に丈夫で練習用としてもレース用としても良いシューズだったのですが…
中でも絶品だったのが…
ソールがやや硬めで練習用に向いていたライトレーサーTS
ソールがやや柔らかめで本番使用に向いていたライトレーサーRS
使い分けることができた点です。
こんな便利なライトレーサー。
しかも値段も安く大活躍だったのですが、RSは5でTSは6で生産終了となってしまいました。
※嘘情報でした!
ライトレーサーTS7は発売されています!
すみません…
コスパ良し!ライトレーサー参上!
こうして世のサブ9ランナーを絶望に叩き落としたアシックス様でしたが…
しかし、ライトレーサーは帰ってきた!
新たなる姿として…
その名も「ライトレーサー(LYTERACER)」
通称「RSでもTSでもない単なるライトレーサー」です。
そのまんまです。
で、この単なるライトレーサー。
一体どんなシューズなのか?
RSに近いのか?
TSに近いのか?
それとも別のシューズに生まれ変わってしまったのか?
しばらくニューバランスに移行していた私でしたが、4,000円台でライトレーサーを手に入れることができたのでここでレビューいたします。
それでは見てみましょう。
まずは上から。
元々アシックスのシューズは見た目からしてシュッとした細身のシューズは少ないのですが、それにしてもちょっとボテッとしているように見えますね。
踵は中級ランナー用シューズにしては細めに見えます。
踵を触って見ますがやはり硬いですね。
このあたりはアシックスさん、さすがです。
横から見てみますが、ミッドソールはRSやTSより薄くなった?
ような気がしますね。
特にヒールの方が。
ではアウトソールですが、なんだかライトレーサーTSみたいです。
TSは×でしたがライトレーサーは+のツブツブですね。
残念ながら外側のアシックスラインは他のシューズ同様、プリントですね…
まあコスト削減しなきゃいけないから仕方ないか。
縫いつけの方が中足部のホールド力とアッパーの耐久性が上がるのですが…
内側は縫い付けですよ~
ライトレーサーを履いて走ってみる
さあ恒例です。
履いてみましょう。
おお!
見た目よりは中足部のホールド感はありますね。
ちなみにこれは2Eサイズです。
本当はEかDワイズで出して欲しいんですけどね。
そして踵のホールド感もあります。
素晴らしい。
紐を結んだままでは脱げません。
ホントにこの1点においてはやはりアシックスは最強のシューズメーカーですね。
走ってみると…
ん?
なんか柔らかめですね!
柔らかすぎて走りにくい、ということはありませんが多分RSより柔らかいです。
ミッドソールがSpevaだからかもしれません。
普段のペース走やインターバルにはあまり向いていないかもしれません。
これはちょっと残念でした。
ただ、私も比較的そうでしたが、やや柔らかめのシューズで走るのが好きなランナーさんにとっては走りやすいと感じると思います。
グリップ力はTSに近い感じがしましたね。
アウトソールの形状もどちらかと言えばTS寄りですからね。
走った感覚はライトレーサーTSを柔らかくした感じです。
なんだかマイルドになったというか…(^_^;)
まとめましょう!
新生ライトレーサーはRSやTSと感覚が変わってしまいましたが、どちらかというと走る感覚はTSに近いと感じます。
TSより良くなったのは中足部と踵のホールド力がアップしたところでしょう。
ただしミッドソールがTSはおろかRSよりも柔らかくなってしまったため、非常に走りやすくなりましたが、練習用としてはあまり向かなくなった印象です。
また、柔らかくなった影響で「RS=ストライド走法&デブ向き、TS=ピッチ走法&ガリ向き」の公式が崩れ「デブに対応するライトレーサーTS」のような印象です。
えっ。
じゃあライトレーサーRSを履いていたランナーはどのシューズに乗り換えればいいのって?
わかりました!
その話はまた今度お伝えいたしましょう。
あるんですよ、ライトレーサーRSの後継シューズが(ホントか?)!