ニューバランス「HANZO U(ハンゾーU)」ウルトラマラソン入門者はこれで決まり? レビュー…評価

今、ニューバランスのシューズに嵌ってます。
元々ニューバランスのシューズは派手さは無いものの、ラストが細く、フラットソールのシューズも多いため大変愛用しておりました。

しかしそれでも未だ私の中ではアシックスと5分5分かな?
とも考えていたのですが…

先日ハンゾーRを購入してからググっとニューバランス寄りになっております。

それでもRのような中級者~上級者が履くようなシューズはバリエーションも個性も豊富でなかなか戦国模様なのですが、初心者向けのシューズはあまりスピードを求めない分、選択のポイントも比較的明快でウルトラマラソン向きかどうかがはっきり分かれるところです。

そして意外にも、初心者用のシューズにはウルトラマラソンに向いてるな~と思うものはあまりありません。

敢えて言えばアシックスのGTシリーズが向いているかなとは思いますが、感覚的に「ウルトラにピッタリ」という感じではありません。

ま、それも仕方ないかな、と思っていたところでしたが…

ついに見つけました!
2020年、ウルトラマラソンの完走を目指す方!
最有力シューズはこちらです。



ニューバランスのハンゾーU。
S、R、C、Uのうち一番初心者向けのシューズです。(練習用のハンゾーTもありますが)

ウルトラマラソンを走るならHANZO U 一択かも?

このシューズ、何がそんなにイイのか?
順番に見ていきましょう。

上から見たハンゾーUです。
やはりニューバランスらしく細身のラストですね。



足とシューズの間に隙間がない方がシューズがぶれなくてよいのですが…
日本人は何故か幅広が好きな種族です。

本当にワイズが幅広な方はそれでいいのですが、実は細めの方も結構います。
ニューバランスは男性でもDワイズがありますので、細めの方はそれだけでもこのシューズはおススメです。

また、踵の固定力はランニングシューズにおいて最も大事な要素ですが、特に初心者用シューズにおいては重要です。ここがぶれるとやはりロスが出ます。

ハンゾーUはホールド力の高いヒールカウンターを使用しており、この点でも前身のM1040より優れています。長距離ランニングに非常に向いていると言えそうです。

では次にシューズを横から見てみますと…



さすがに初心者用のシューズだけあってミッドソールは厚めですね。

REVLITE(レブライト)と書いてありますが、これはニューバランスの最新ミッドソール素材で軽さに加え耐久性やクッション性も備えた優れものです。

と言えば聞こえはいいですが…
レブライトは軽さと耐久性を兼ね備えていますが、クッション性はアシックスのゲル緩衝材に慣れていると物足りないです(笑)

ハンゾーUのミッドソールは、このレブライトとアブゾーブという素材の2層構造となっています。

では最後に足裏を見てみましょう。



ここで注目なのはフラットソール。

アウトソールはつま先から踵まで満遍なく平らになっています。

蹴って飛んで跳ねるようなシューズは土踏まずの部分にはシャンクが付いているのですが、ハンゾーUは踵着地想定でフラットソール。
着地時の衝撃をシューズ全体で受けるために衝撃がマイルドになります。

最近はフラットソールのシューズが増えている気がしますね。

実際にHANZO Uで走ってみる

ま、とりあえず履いてみます。

まずアッパーのフィット感がよいです。

そしてホールド感もよし!
中足部も踵も素晴らしいです。
M1040から遥かに進化しています。

そして、立ったときもそれほど厚底を感じません。
高低差があまりないためかもしれませんが。

走ってみると、やはりそれほどクッション性は感じません(笑)
まあアシックスと比べてですが。
ミッドソールは硬めの方が疲れにくいのでこれはこれで良いでしょうね。

あと、初心者用シューズのくせに軽いです。
さすがレブライト!?

まとめます。

HANZO Uは
①踵のホールド力
②中足部のホールド力
③フラットソール
④ミッドソールが厚すぎない、柔らかすぎない

というウルトラマラソン向きの全ての要素を備えた、素晴らしいシューズです。

とにかくまずウルトラマラソンの完走を目指したい、という方には真っ先に勧められるシューズです。
是非履いてみてください!