アシックスGT3000を知っていますか?
こんにちは~。
今回はアシックスのシューズ、GT3000です!
ん!
知らない?
ですと!
GT1000やGT2000NYなら知ってる?
なんとなんとそうですか!
知りませんか。
ではこのレビューが役に立ちますね。
まずはおさらい…
GT2000NYはアシックスシューズ初心者トリオ(他はゲルニンバスとゲルカヤノ)の一角。
トリオの中ではソールは硬め、クッション性は低くその分反発力があり走りやすい。
ソールが硬いため普段のジョグや練習でもニンバスやカヤノより使用用途が広いです。
世間のイメージではそのGT2000NYの廉価版っぽいのがGT1000。
しかし隠れた名シューズGT1000。
GT2000NYより少し硬め細めのタイトな造りは一見走りにくそう。
そして実際走ると走りにくくて違和感がありますが(えっ)、実は細身の足型のランナーにジャストフィットしやすく、長距離の後半では疲れにくいという特性を持っています。
GT1000こそは地味だけど隠れた名シューズで、フルマラソンでもウルトラマラソンでもその道の入門者には是非履いて欲しいシューズです。
そしてGT3000です。
このシューズ、町で見かけませんね。
店でも見かけませんね。
しかししかし、これがなかなかの品なんです。
私が履いたのはGT3000-5です。
GT3000はGT2000NYよりGT1000に近い気がしました。
まず外見。
ぱっと見ですが…なんかゴツイ。
もっさりして走りにくそう。
うーむ、大丈夫か?
ただ、上から見ると細身のラストです。
しかしこれ、ワイドサイズなんです。3Eです。
でも細いんですよ。
ネットのレビューで「ワイドのくせに細すぎる!」と苦情があって、それなら自分はちょうどいい!
と購入したのでした。
履いてみると、確かに窮屈です。
GT2000のワイドは4Eだし、GT3000は欧米のランナー用に作られている気がします。
指先も高さがなく狭い感じがします。
そして踵。
これは見てすぐに分かりますね。
細すぎます。
ガチガチのガードです。
滅茶苦茶ホールド力があります。
ホールド力は今まで履いたシューズの中で最高です。
100キロ走っている最中ずっとホールドを感じました。
そしてソールですが、こちらはGT1000と較べると少しだけ柔らかめかな…
と思いました。
ゲルニンバスやゲルカヤノみたいにグニャグニャ、フカフカでは無いですがGT1000のように地面をガッチリ感じるほど硬くは無いです。
ヒールとつま先の高さの差は小さいです。
GT1000はちょっとヒールが高かったので走った瞬間に違和感があったのですが、GT3000は高さにそこまで違和感を感じませんでした。
なお、ゲル緩衝材を外へむき出しに見せるのはアシックスのクッション性重視のシューズ共通ですがやはりGT3000もそうでした。
これは安定性が落ちるから個人的にはやめて欲しいです。
まとめてみましょう。
GT3000は踵や中足部のホールドがピカイチ。ソールはGT1000やGT2000よりちょっとだけ柔らかい。ビギナーが長距離走行するのなら安定性はトップクラスでしょう。ガチガチの踵や窮屈なワイズなど癖も強いがウルトラランナーの強い味方。ウルトラマラソンへ流れた方、GT1000やGT2000より先にこちらを履いて欲しい。ゲルカヤノをよりゴツく、ソールを硬くしてウルトラマラソン向けにした感じです。
弱点はソールの耐久性がやや低いことととその辺で売ってないこと(笑)
マイナーシューズだけど良い結果が出ると思いますよ。