デブの強い味方!ゲルニンバス!
どうもどうも!
シューズにケチを付けるのが趣味のずっきーです。
今回はアシックスの超厚底シューズ「ゲルニンバス」です。
これはゲルニンバス19ですね!
おまえは一体何種類シューズを履いているんだ?
と思われるかもしれませんが仕方ありません。
このシューズも履いたことはあるので。
このシューズ、アシックスのシューズの中でも衝撃吸収力は最大です(たぶん)。
つまりゲルカヤノより衝撃が小さい。凄いぞ!
しかしそれはつまり…普通に考えると反発力はかなり小さい、ということになりますね。
非常にすっきりした形体をしています。
そしてミッドソールは厚いです。
とりあえず履いてみると…
ホールド力はバッチリです。
ヒールカウンターも丈夫そうで踵の固定もしっかりしています。
こういうところはアシックスさん、さすがです!
問題はソールです。
歩いてみると…グニャっとします。
うーむ…
走ってみます。
グニャっとします。
うーむ。
ちょっと重量があるのですが(でもカヤノより衝撃吸収性が高いのににカヤノより軽い)、それはともかく柔らかすぎです。
着地⇒プヨヨン⇒蹴りだす⇒着地⇒プヨヨン
と言った感じです。
やはりゲルカヤノ以上の柔らかさです。
スピードを上げて走ってみます。
キロ6⇒まあいいか
キロ5⇒着地が安定しない?
キロ4⇒明らかに走りにくい…
まあこのシューズを履いてキロ4分で走る意義はあまりないのですがね(笑)
厚くて柔らかいシューズは着地から蹴りだすまで動きと時間にロスがあるため、素早い動きを身に付けるための練習での使用は向いていません。
また、長い距離ではロスが大きくなるため疲れやすいです。
ただし、着地の衝撃は小さいので足裏の衝撃が気になる人でウルトラマラソン本番でそれほどスピードを出さない人には走りやすいシューズとなるでしょう。おそらく100キロ走ってもダメージは小さいと思います。
ただし先ほど申し上げた通りロスは大きいのでゲルカヤノくらいのシューズの方が無難かもしれません。
このシューズが向いている人はズバリ「デブ」「脚長」の初心者ランナーです!
この2種類のランナーは着地の衝撃が「ガリ」「短足」より大きいため、衝撃吸収性の高さが有利に働きます。さらに脚が長ければ着地⇒蹴り出しのロスの回数も当然少なくなるので短足よりも疲れにくいのです。
私の場合、それほどデブではありませんが、脚は短いのであまり向いていないと言えますね(涙)
そしてこのシューズでサブ10くらいはできるのか?
というと、できます。
理由は私ができたからです(えっ)。
実際本番で使用した感覚では、前半のキロ5分10秒とか20秒とかなら結構快適で(私が柔らかいシューズが好きというのもありますが)、後半疲れてくると走りにくくはなりましたが無事サブ10を達成できました。
元々サブ10できるからだろう、ですと?
いやいや、元々サブ10できない人が特定のシューズを履いたらサブ10できるとかは漫画の世界だけですよ。
ウルトラマラソンの漫画は描いても売れないので誰も描きませんが(笑)
まとめます。
ゲルニンバスは超衝撃吸収性シューズ。
柔らかいので、ゆっくりのスピードで走る感覚は「走りやすい」。
ただし距離が延びれば延びるほど、走りの無駄が大きくなるためあまり効率的ではない。
厚底のため短い距離をスピードを出して走るのにも当然向かない。
ただし、体重が70キロ以上の大柄なランナーなら衝撃吸収性重視で履くのはあり。さらに高身長、脚長のランナーなら長距離でも無駄が少なくこのシューズの特性を最大限活かせるでしょう!
合言葉は「太ったらゲルニンバス!」かな?