ウルトラマラソンとシューズについて真面目に考えてみる!
今回はシューズの話です。
そもそもシューズを変えたら速くなったりするのか?
また、ウルトラマラソンだから、フルマラソンだからといってシューズを変える必要があるのか?
うーむ、よく分かりません!!!
何故なら、別にシューズを変えたからと言ってウルトラマラソンでタイムが急激に伸びたことは無いからです。
そして私はフルマラソンを走ったことがありませんから、フルとウルトラでシューズを変えるとか考える必要はなかったのです。
逆に皆さんはフルマラソンとハーフマラソンでシューズを変えるんでしょうか?
フルもハーフも出たことないけど、自分だったら変えますね。
マラソンって30キロを境に別の競技になりますからね。
ま、そんなことを言いながら昔私は10キロも100キロも同じシューズで走ってましたけど(バカ)
ウルトラマラソンならコレ!なゲルカヤノ?
私が初めて100キロを完走したとき履いていたのが、アシックス「ゲルカヤノ」です。
そして最も長い付き合いをしてきたシューズです。
もともとマラソンを始めたときなんてみんなシューズの機能なんて考えないでしょう。
はっきり言って「初心者用」って書いてあって値段が安ければそれを選ぶと思います(?)
私もそうでした。
試しに大会に出てみるだけなんだから、とりあえず5,000円くらいのシューズ(なんていうシューズかも覚えていない)を買いました。
思いのほかマラソンが続いてしまい、あっという間に初代シューズがボロボロになってしまいました。
なにしろ練習、本番、トレイルでも全部これで走ってましたからね。
そして2代目を探しに行ったとき、店のおっちゃんに勧められたのがこの「ゲルカヤノ」でした。
おっちゃん「どんなの探してるの?」
おいら「今度100キロマラソンに出るんです」
おっちゃん「サロマに出るの?」
おいら「いえ、小豆島で大会があるんです」
おっちゃん「ふ~ん、知らないなあ。でもウルトラならこれがいいよ」
おいら「(はやっ)そうですか」
おっちゃん「ウルトラマラソンならやっぱコレだね」
という訳であっという間にゲルカヤノ18を購入。
なんと定価が15,800円のところ10,000円ぽっきり!
こう書くと怪しいですが。
ちなみに私、色んなことにあまり悩まない方です。
ちなみにおっちゃんによるとゲルカヤノは
「衝撃吸収性」と「安定性」に優れているらしい!
おお、凄そう!
ゲルカヤノ・素晴らしいクッション性
その後経験を踏んで振り返った感想ですが…
まず衝撃吸収性。
これは凄い!
フカフカです。100キロウルトラや140キロの萩往還マラニックも足裏の衝撃もそれほど気にせず無事完走出来ました。
もちろんそんなアホみたいな距離を走ったら足裏は痛いんですよ。
ただ、ゲルカヤノからライトレーサーRSに初めて変えて走ったときの痛みが凄すぎて、やはりカヤノは衝撃吸収性が高かったのだなとあらためて思いました。
次に安定性。
脚のぐらつきや、脚が内側に倒れ込むオーバープロネーションを防ぐ!
とのことですが…
そんなもん履いてても実感できません。
ただ、カヤノを履いている期間に膝が痛くなったとかは無いです。
だから、安定性は高いんでしょう(^-^)/
※アマゾンのレビューとかで「地面を掴む感覚が~」とか「蹴り出すときの感覚が~」とか書いてあるのを見ますが自分はよく分からない、というか気にしません。やっぱウルトラばっか走っているからおかしくなってしまうのでしょうか…
みなさんとても繊細で注意深くてびっくりします。
そして重量。
確かに重いです。ソール厚いですしね。
私が最初に履いたゲルカヤノ18は360gくらいありました。
最近のは330gくらいになってますね。随分軽くなりました。
しかし…
自分は重いのがあまり気にならないのです。
それに軽いシューズを履いたからと言ってウルトラのタイムはそんなに伸びない気がします。
ちなみにカヤノでもウルトラマラソンサブ9出来ます。
根拠は私が出来たからです(え?)
正直サブ9でも平均でキロ5分24秒です。
このくらいのスピードレベルなら重かろうが軽かろうが関係ありません。
ただ、現在私はウルトラマラソンはライトレーサー履いてますが、別にカヤノが重いから変えた訳ではなく、今の自分にとってライトレーサーの方がストレスなく走れるからです。
最後に値段。
これは間違いなく高い!15,000円超えとかねぇ。
貧乏人には正直辛いものがありますね。
ゲルカヤノ総評
ウルトラマラソン初心者がレース本番で使うのにはおススメなシューズだと思います。
特に身長が高くて体重の重いランナーさんには良いでしょう。
脚が長ければなお向いていると思います。
クッション性が高いため、体重が重い方やストライド走法の方の大きな着地衝撃を受け止めてくれます。
逆に小柄でピッチ走法の方は着地衝撃が小さいので、ウルトラと言えど別にここまでクッション性が高くなくても、もう少しソールの固いシューズでも良いと思います。
ただ、どんな走法の方でも練習での使用はあまりおススメしません。
マラソンは着地したときの地面の反発で走るものであり、練習ではその際使う筋肉を鍛えます。
厚底でフカフカのカヤノでは、着地してからさらに足が沈み込み、そこから蹴りだすまでのロスがあります。
ですから効率よく筋肉を鍛えることが出来ないと思われます。
練習はやはり固めのシューズが良いですね。
という訳でまとめますと、アシックスゲルカヤノは…
「体重の重いランナーや足裏の痛くなりやすいランナーがウルトラマラソン大会のみで使用するならおススメ。練習は別のシューズで。」という評価ですね。
私は好きですよ、ゲルカヤノ。