ウルトラマラソン王国、島根再び!
あれは5月13日のことでした…
島根県・津和野早駆け大会を疾走した思い出は遥か昔…
そして長い時を経て再び島根に帰ってきました!
今度は松江と出雲!
2週間でどれだけ成長したか見せつけてやるのです!
と、言う訳で5月27日は島根県の伝統ウルトラマラソン大会、日本一参加料が安い100キロマラソン「えびす・だいこく100キロマラソン」です。
2013年、2015年、2016年に続いて今回は4回目。
一応抽選ですが、9割方当選するので一安心。
なんとか完走したいものですね。
今年から当日受付は無くなってしまったので、前日に松江入り。
スタート地点の美保関神社に向かいます。
同じ島根県でも津和野に較べれば松江は岡山から近い。
途中、蒜山SAでお土産を買って早々に美保関神社の手前の受付会場に到着。
車はもっと手前に停めるのかと思ったけど、意外にも会場まで乗り入れ出来ました。
早速中へ入りますが
5年前から全く変わりません…
で、サクッと受付を終わらせます。
そしてお土産コーナーへ。
ここでは参加者がボランティアスタッフへ感謝の気持ちを込めてお土産を渡すのです。
そのためにサービスエリアで買ってきたんですね。
ちなみに強制でも必須でもありません。
ただ、エントリーが10,000円と破格の安さで参加できますので、タダで頑張ってくれる皆さんに何かしら持って行った方が良いと思います。
ちなみに渡すと大きな声で
「岡山県のずっきーさんからお土産を頂きました~!!!」
と言われます。ちょっと恥ずかしい…
コースですが、今回は最序盤が変わりました。
去年までコースだった日本海側へ抜ける山道が通行止めのため、もっと手前の山道を抜けることになります。
おそらく微妙にアップダウンが増えるはず。最初のエイドは13キロ地点になります。
記念写真をとりました…今回も絶対サブ9できるでしょう…!
スタート地点の美保関神社も行ってみます。
明日は人でごった返します。
一旦松江のホテルに泊まり、明日は早朝またここまでやってきます。
ちなみにこの大会はリレーの部もあって合計の参加数は結構多いので、ホテルは早めに取った方が良いですよ。
それではお休みなさい。
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おはようございます。
では行きましょうか。
スタート地点700m手前の旧小学校駐車場に停めて、そこからシャトルバスで会場まで。
荷物預けをお願いして神社に行ってみますが、人がまばら…
もう4時半なのにおかしいな???
と思ったらスタートは5時半でした!
暑くなるの嫌だから5時にしてよね。
仕方ないのでしばらくゴロゴロした後、5時10分くらいに戻って来たら人がだいぶ集まってます。
会長のあいさつも終わり、いよいよスタート。
しまねっこと一緒にゴールを目指します(ウソ)
えびすだいこく苦行記始まる…
ではしまねっこを振り切って行きましょう(笑)
まずは美保湾を西に進みます。
ここは真っ平らです。
最初の1キロ4分18秒ですが前から4番手です。
前の人たちは一体どういう身体の構造をしているのか…?
しばらく進むと右に曲がり山道を上ります。
なかなかキツイ。
ここが新コースです。
上って上って、美保湾が下に見えますが、朝日が反射してとても綺麗ですね。
さあ下りましょう…と思ったら簡易エイド発見。
6キロほどのところですが、水エイドがあるではないですか!
今回13キロまでエイドは無いと思っていたので水を携帯して走っていましたがその必要は無いようですね。
日本海側に出て、ずっとアップダウン。
目茶目茶厳しい坂はありませんが、それなりにしんどくはあります。
やっとのことで13キロの七類港に到着。
ここまで大体キロ5分ペースで進んでいますね。
頂いた写真です。まだ元気?最後の元気?
さて行くか。
ここからしばらくは集落の中を走ったりしますが…
私はこのエリアが一番好きですね。
何となくのどかな漁港をじっちゃん達が応援してくれるんですよ。
隠岐の島ほどではありませんが、あたたかい大会だと感じます。参加料も安いし。
それなりに順調です。
この日は28℃くらいまで上がったらしく周りのランナーは暑い暑いと騒いでいましたが、自分は全くそう思わず。
4月の台湾の地獄を思えば大したことはありません。
しかし暑くないからと言っていつまでも順調かというと、そういう訳でもないようです。
30キロのチェリーロードを上りますが、何となく脚がだるいです。
ここは何とか上り切ったものの、先行き不安…
40キロを過ぎた頃には結構無理な感じになってきました。
ここで必殺の氷登場!
エイドで氷を貰い、脚を冷やしながら走ることにします。
が、所詮気休めです!!!
島根原発へ向かうアップダウンで上りは歩きまくり、下りは何とか走ったものの、既にキロ5分半を切れず。
ここで唯一輝いたのは、50キロのエイド手前で、どっちに行ったらいいか分からなかった女性ランナーに
「道なりに進んだら反対側から入れますよ~」
と教えてあげたことくらい。
さすがに4回も走ったらある程度覚えるのである。
この女性とはその後しばらく並走しましたが、なかなか素敵な方でした。
理由を説明しよう。
「ウルトラよく出られるんですか?」
「えびす・だいこくは4回目です」
「お若いのに凄いですね」
「(まあ30台は年齢的に下の方か)いえいえ、そんなことないですよ」
「後ろからみててなんかとても安定してたので」
「そうですか~(嬉)、それよりもサブ10したら入賞出来ますよ!」
「ウルトラは3年ぶりなんですが、辛いのでもうやめたいんですよ」
しかしである。
私が見る限り、自分よりずっと余裕がある。
我々は50キロを4時間25分で通過しましたが、たぶん彼女はサブ10は出来るでしょう。
ちなみに自分は失速気味で、はっきり言ってもう盛り返せない。
根性が、とか組み立てが、とか言う次元ではない。
という訳で4時間53分で中間点、55キロの鹿島エイドに到着しました。
完走出来たことに感謝します
55キロからはもはや大きな坂は無いのですが、遅々として進みません。
もはやキロ6分近くです。
しかしゴールまで出来ることをしましょう。
60キロ手前でまたも氷を貰いますが、スピードに影響はなし。
その後も2つのエイドを通り、70キロからは宍道湖沿いを通ります。
ここからはとても単調です。
元気なときは単調でも良いのですが。
潰れてしまえば苦痛なだけです。
なんとか歩かずにいる…という状況です。
あと、苦しいのはエイドに距離表示がしてあって「70km」とかあるのですが、微妙なコース変更のせいでしばらく後に「70キロ」とかまた出てくるところですね。勘弁して~
80キロの通称「シャワーエイド」では水をぶっかけてもらう。
それにしても随分リレーの部(1時間遅れの6時半スタート)に抜かれたものである。
ただ、個人の部のランナーにはほぼ会わないですね。
さあ歩きが入ってきた。
このあたり、信号が多いのですが別に休憩用と考えれば大勢に影響はありません(泣)
85キロの平田エイドはランナーの中継地点なのかやけに人が多い。
ここでも気休めに氷を貰う。憐れ…
90キロのエイドでは、何人かぶっ倒れている人を発見。
私は遅いけれどエイドで休まないので少しずつ抜いているようです。
この時点で9時間20分とサブ10は絶望的ですが。
92キロからは何か新しいバイパスみたいなところを通る。
そう言えば2年前は最後の10キロを50分掛かってないんですよ。
信じられん。
一体どうなってしまったのか?
やれやれ、95キロのエイドは食べて飲んで最後頑張ろう…
ラスト2キロは走ったのですが…
最後の出雲大社の前の信号がちょうど赤。
そこへ後続のランナーさんが追い付いてきた。
さあ、200m走勝負の始まりです!
青になった瞬間、私が飛び出してあっという間にリードを広げる。
そのまま引き離してゴール。8秒差(笑)
10時間28分でした。
3回連続サブ10ならず。
もはやこれは調子が悪いとかではなく、実力の問題でしょう。
なんともならん。
しかしまあ、完走こそが最大の目標だから仕方ない。
それは達成できたのだから。
ここでは祝福を受けます。
「岡山県のずっきーさん、完走おめでとうございます!」
「バンザ~イ、バンザ~イ、バンザ~イ!!!」
最後まで賑やかな大会だ。
かき氷を貰い、寝ます。
着替えて風呂に入る(タダで入れます)。
17時までは色んな店が開いてますよ。
しかし次はどうしようかね。
こんなに辛いともう走りたくないです。
引退のときは近い…
※途中でお話した女性、優勝してました(笑)
やっぱり凄い人でしたね。なんかゴール後も元気だったし。