みなさんこんにちは。
日々練習に励めないずっきーです。
こんな日は読書に限りますね。
ちなみに私は小学生のときから東野圭吾さんの本が大好きで現在まで読んでおります。
「人魚の眠る家」は原作も映画もとても良かったですよ!
しかし!
たまには違う本を読んでみましょうか。
マラソンに関する本はいかがでしょう?
砂田貴裕さんの「ウルトラマラソン必勝バイブル」
まずは100キロマラソン元世界記録保持者の砂田貴裕さんによるウルトラマラソン本…
「ウルトラマラソン必勝バイブル」です。
読んでみた感想は、かなり面白い!
ウルトラマラソンはもちろんフルマラソン等、他の距離を走るのでも参考になりそうな情報が満載。
ただ、ウルトラマラソン初心者と上級者のどちらによりおススメかと言えばやはり圧倒的に「入門者」ですね。
練習から直前、当日、レース中のアドバイスが盛りだくさん。
万全の態勢で完走を目指すなら是非読んでいただきたい1冊です。
100キロマラソンを60回以上完走した私でも知らない情報が盛りだくさん。
ランニングフォームなど、私も参考になりました(改善されるかどうかは不透明ですが…)。
砂田さんも「ウルトラマラソンは女性の方が向いている傾向がある」とおっしゃっているので特に女性におススメですね。
私個人の考えとしても「男の方が単純で力づく、諦めやすい人が多い」と周りをみても感じます。慎重な女性は事前知識を持つことでさらに良い結果が出るのではないでしょうか。
読んでて笑えたのは「主なウルトラマラソン大会」として紹介されていたのが
1月の屋久島1周ウルトラECOマラニック!
2月の大江戸小江戸!
3月大村湾1周ジョグトリップ!
など一般的にはマイナー(ではないか?)と思われる大会がたくさん出てきているところです。
津軽みちのくジャーニーランなど載っていますし、砂田さんの傍には超ウルトラを走る方がいらっしゃると思われます(笑)。
もちろんサロマ湖や四万十川など超メジャーな大会も出てきますよ。
ちなみに私の目指す7時間59分59秒は基本スピードがキロ4分半!!!
7時間半+レストタイム30分が標準だそうです。
無理ですね…(笑)
しかし無理だと言っていても始まりません。
これを読んで1秒でも速くなっていきたいと思います。
小出義男さんの「30キロ過ぎで一番速く走るマラソン」
私の数少ない自慢の一つに「平坦コースなら100キロのラスト10キロでペースを上げられる」というものがあります。
これはこれで非常役に立つ特技です。
最後の最後で失速するのと上げられるのでは天と地ほどの差です。
しかし、こういった走り方をするランナーは8時間台の後半ではあまり多くありません。
7時間台のランナーとかは大抵ラストが落ちないんですけどね。
周りのランナーさんでも「90キロ過ぎてペースを上げるのは無理でしょ」的な方ばかりです。
私もかつてそう思っていました。
しかし、この本を読んでちょっと変わったのです。
それが高橋尚子さんや有森裕子さんを育てた小出義男監督の「30キロ過ぎて一番速く走るマラソン」です。
ここにウルトラマラソンを走るヒントが載っていました。
もちろん直接ウルトラマラソンという言葉が出てくる訳ではありませんが。
人はイーブンペースで走り続けることができない
この本の目から鱗なところは冒頭でいきなり「マラソンのコツは後半型で走ること」と書かれているところです。
マラソンの走り方として、
①最後まで平均ペースで目標を達成できるか
②前半で貯金を作って逃げきるか
③前半抑え終盤でペースを上げて目標達成するか
の3つのパターンを挙げ、一番効率的なのが③であると述べられています。
特に①のイーブンペースを真っ向から否定されているのに本当に驚きました。
私も初めて読んだときに、ああ、なるほど!
と思いました。
そして早速それを100キロマラソンに活かそうとしたのです。
他にも細かいテクニックや練習方法が書かれており、どれも合理的かつ効率的で凄いなーと思ったものですが、やはり冒頭のペースのお話が一番印象に残りました。
小出義男さんの「マラソンは毎日走っても完走できない」
小出監督の本でもう一冊、という本も読んだのですが、こちらも面白いです。
「30キロ過ぎて一番速く走るマラソン」がややマクロ視点で中級者向けなのに対して、こちらはミクロ視点で初心者でも入りやすい内容になっています。
レース3日前の練習で全力で走るとか、本当にびっくりです。
しかし理論的で本当に納得がいく内容ばかりでした。
みなさんもがむしゃらに走ってばかりいないでたまには読書で効率的な走りを研究してみましょう(笑)」