はい、秋田です。
日本一遅い秋田2016年100キロチャレンジマラソン(9月25日)レポートです。
今回のテーマは「紡」だそうです。
初参加の2012年は「絆」でしたね。
私は東日本大震災以来、必ず東北のウルトラマラソンに出ることにしています。
まあ殆どがこの「秋田100キロチャレンジマラソン」か「いわて銀河100キロチャレンジマラソン」ですが。
今回は昨年に引き続き千葉の「魔水走遊会」の皆さんと落ち合う予定です。
2泊とも旅館を押さえてくださってます。感謝感謝!
またそのつながりで秋田のウルトラランナーさん達にもゴール後お会いする予定です。
あちらは新幹線「こまち」でピューっとあっという間でしょうがこちらは大変ですね。
岡山駅→伊丹空港→秋田空港→秋田駅→角館駅となかなかの負担!
毎年大会申し込みと同時にANAの早特75が必須です(笑)
エントリーはランネットとかスポーツエントリーではなく現金書留で申込書郵送というなかなかレアな方法です。
さあ秋田へ向かいます。
うーんもう4回目。秋田は大好きな県ですがなんか緊張感はない…
秋田空港到着時には欠伸連発でした。
秋田空港から秋田駅へバスで向かい、そこから鈍行列車で角館へ。
のんびりしてます。
急ぐ旅ではないのでゆっくり行きましょう。
…さあ着きましたよ。武家屋敷の街、角館です。
受付の仙北市角館館交流センターまでは歩いて5分くらい。
さてさて、千葉の皆さんはいるかな?…と。
いたいた、さすがにお会いするのは3回目なので顔は覚えてますよ。
ただいつも私に連絡をくださるMさんは今回、腰の状態が悪くDNSとのこと…残念。
さて前日受付を済ます。
この大会は早朝の防寒用ゴミ袋も手足頭の穴を開けて作ってくれます。
秋田の人は優しいのである。
私は寒い方が良いので使わないけど…
そう言えば去年は9時間切りが絶望の状況から奇跡のネガティブスプリットで巻き返したのだった。
今年はローテーションは緩いのでもっと行けるはず!
前夜祭でたらふく食べ(人が多すぎるので建物内と外に食事が用意されます)。
前泊のかくのだて温泉旅館へ。素泊まりです。
あ、そういえば当日の朝食はコンビニで早めに買っておかないとすぐなくなりますよ。
さあ明日の予習…
コースは仙北市角館から北秋田市鷹巣までのワンウェイ。
42キロの大角野峠まで上り基調で、そこから下り基調の分かりやすいコースです。
ただ、実際に上ってるなあと思うのは35キロから42キロ。
下ってると感じるのは42キロから50キロの間で、あとはほぼ平坦な感じです。
タイムはまずまず出やすいコースですよ。
ちょっと暑いけど。26℃くらいまでは上がるらしい。
よし、予習完了!寝ます。
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おはようございます。
いつもならメチャ早く起きますが、今回は3人部屋なので5時スタートの2時間半前に起きます。
再び仙北市角館館交流センターに向かい受付を済ます。
そうなんです。
この大会前日受付と当日出走チェックがあるのです。
そして、中間点行きの荷物を預けてスタートを待つ。
目標タイム毎にスタートエリアが別れてますが、7時間台に50人くらいいます
いやいやいや、去年7時間台は9人だから!
自分も8時間台に並ぶがここも100人くらいいる(笑)
まあいいよ。好きにしてくれ~。
さあスタートです。
3週連続100キロで迎えた去年と違い、絶好調の予感しかしません。
意外に行けるかも?8時間半!
さて、結局最前列からスタート(笑)
空いていたので。
暗闇の中、武家屋敷の中を進みます。
ずっと平坦ですね。調子は…いいですよ。
そういえば過去3回は全て京丹後ウルトラマラソンからの連闘でした。
去年なんか白山白川郷、京丹後と3週連続でしたからね。
そう思えば、今年は前走の高野龍神ウルトラから2週間なので随分楽なローテ(?)です。
5キロ過ぎからは僅かに上るコースですが、キロ5分を切らないように気を付けます。
10キロのエイドでは恒例の野球部少年の応援があります。
20キロ過ぎではDNSで応援に回ったMさんが。ありがとうございます。
朝は涼しかったです。30キロ過ぎの道路の気温表示は13℃!
でもどうせ暑くなるんですけどね。いつもそうです。
ウルトラは後半暑くなってコースも厳しくなることが多いですから大変です。
昨年45kmからデッドヒートの上、なんとか競り落とした女子優勝の女性(お姉さん)を射程にとらえながら進む。
今年も勝手にライバルと認定しました。でもきっと最後に勝つのは自分でしょう(←そうなの?)。
36kmのエイドでトイレ。ここから42kmまで大覚野峠(標高500m程)を上ります。
上り始めてすぐお姉さんを抜きます。さすがに昨年と違って楽に上れます。
頂上手前のエイドに巫女さんがいました。
例年1人しかいませんでしたが今年は5人に増えてますよ!
この大会、ゼッケンにどこから来たか書くところがあるのです。
「岡山からですか?すごーい!」
「岡山ってどの辺りか分かりますか?」
「知ってますよ。大阪の下ですよね(*^^)v」
それは和歌…突っ込むのは野暮である。
岡山人だって山形と秋田の位置関係は知らん人いそうだし。
そしてこの大会、西日本の人間が殆どいないから目立ちます。
9月は白山、京丹後、高野龍神、しわい、村岡と比較的西の大会が多いですからね。
峠を越えて8km程下ります。お姉さんに抜かれます。
47キロではまたMさんが!
自分は中間地点(49キロ)で休まず進んだためまたお姉さんを抜きます。
50キロ4時間18分。
50キロの部のスタート前なのでランナーがウロウロ。
みんな応援してくれます。
そして遠くに見えた秋田内陸鉄道の列車、乗客の皆さんが手を振ってくれます。
振り返しますが見えたかな?
55キロ過ぎは自分の一番苦手な区間。暑いです。脚が動きません。
ボロボロ抜かれていきます。それでもかぶり水は我慢。お姉さんに抜かれます。
60km手前で25位と教えてもらいました。去年と同じくらいかな。
60キロ過ぎて脚は少し動くようになったものの苦しい展開。
64km地点でマダム達にイイ男限定のしそジュースを貰いますが、復活せず。
皆にイイ男限定と言っているのは知ってますが、とりあえずありがとうございます(笑)
なぜなら、お世辞と言うのはあまりに現実とかけ離れている場合には言わないからである!多分(?)。
さて、よたよた走ってたらまた女性に抜かれる。
お姉さんではありません。自分より20歳くらいは年齢が上に見えましたが、なんという力強い足取り!
自分はまだまだですね!(←あたりまえ)
70キロ過ぎてどうやら周りも暑さに相当苦しんでいる模様。
皆さんエイドの滞在時間が長くなってます。
自分は飲み物取ったら止まらないようにしてたので少しずつ抜いていきます。
74kmでお姉さんをまた抜く(以後抜かれることなし)。
去年はここらへんで雨が降って復活しましたが、本日は実に快晴です!
83キロ過ぎからはド平坦の一直線田んぼ道路。
飽きるから嫌だ!という方と、景色が単調でも平らがイイ!と言う方の2パターンいますね。
自分は当然後者です。
当初の計画ではここからキロ5分でしたが、冗談は顔だけにしてよね。
無理です。キロ5分半が精いっぱい。
89kmのエイドのおばちゃんと
「どこから?岡山!何回目?」
という会話をしましたが、この会話これで4回目。大会参加も4回目。
つまりアナタ、毎回してますよ!
90キロが7時間55分だったので、多分サブ9はできるでしょう。
90キロを過ぎヨタヨタでしたが、周りがもっとヘタレたら自分が抜いていきます。
93km過ぎのエイドで止まってた2人を抜いたとき
「格が違うぜ!」
と心の中でほざきましたが、この二人にはきっちり残り2km、1kmで抜き返され、あらためて格の違いを感じました(涙)
95キロで大館空港を通過。
長い下りを過ぎて鷹巣市街を走る。
鷹巣駅を右に曲がって大太鼓が見えたらゴールですよ。
8時間50分がギリギリ切れそうだったのでダッシュでゴール。
自分の時計では8時間49分59秒でしたが…いかに?
この大会はゴールに時計はないし計測は目視で記録してるのでどんなもんかと。
ええ、つまり入賞しなければ正確なタイムと順位は分からない。
完走証がないので記録集ができるまで詳細は不明なのです。
まあいいや。
とりあえずゴールして、これ以上頑張らなくていいんだからほっと一息。
ゴール会場に屋台が出ていて参加者はおでん券とかきりたんぽ券とかを使ってタダで食べられます。
それにしてもこの大会の直前までは雨と涼しい日が続いてたのに当日「のみ」暑く晴れるとは…
でもUTMFやSTYみたいに距離短縮→中止、とか広島のしわいウルトラみたいにいきなり中止とかよりいいかな。
暑くても微笑ましい大会となりました。
今回も秋田、千葉、静岡のお知り合いと再会、応援していただき感謝に絶えません。
ただ、皆さん故障がちですので早く治してもらって勝負したいものです。また来年!
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後日記録集が届きました。
8時間49分58秒、男子16位。
50分切れて良かった(笑)
昨年の自分が8時間51分45秒、24位だったこと、上位のタイムを較べると今年は厳しい条件だったようです。
自分お得意の、上位陣が崩れたところを陰湿に粘る、といった展開でした(-_-;)
最高気温26℃はともかく、完走率が48.6%かっ!
恐るべし秋田!