アディダス「adizero boston boost(アディゼロボストンブースト)」レビュー…評価は?

みなさんこんにちは。
今日も研究に余念のないずっきーです。

今回のテーマは「adizero boston boost(アディゼロボストンブースト)」です。

先日の高野山龍神温泉ウルトラマラソンで使用しましたのでその感想を。

ちなみに使用したのは旧式の2です。安かったので。

薄い!軽い!アディゼロボストンブースト

そもそもこのアディゼロボストンブースト、どんな位置づけかと言うと、アディダスの「初心者用シューズ」です。

フルマラソンサブ5とか、そんなレベルらしいです。

つまり、アシックスで言えばゲルカヤノとかGT2000とか、ミズノで言えばウエーブライダーとかそんなレベルのシューズです(ホントですか?)。

まあ、とりあえず見ていきましょう。
真上から見ると…



なんだかタイトな造りに見えますね。

中足部のホールド感はしっかりしていそうです。

踵は…そんなに緩くはなさそうです。ちょっと安心しました。
私にかかれば踵が緩いだけでボロクソの評価をされてしまいますからね!

靴底は比較的厚めに見えますね。



公式サイトの説明や、ランナーのレビューではクッション性はあるという評価でした。

まあ、初心者用シューズでクッション性が無ければ大問題ですが。

アウトソールですが…なんか見た目は硬そうです。



指でつついてみても硬そうな感触です。

もちろん履いてみないとはっきり言えませんが…うーむ、怪しい。

アディゼロボストンブーストを履いて走ってみる

まあとりあえず履いてみましょうか。

履いた感じ…
中足部のホールドはバッチリです。

細めの造りはさすがアディダス!
踵もまあ合格点ではないでしょうか?

私はアシックスのガチガチの踵が大好きですが、まあそれはそれぞれの個性と言うことで。

しかし、なんだかソールが薄く感じます。

そして硬い気がするぞ。

先ほどの見た目は何だったのか?うーむ。

走ってみますが…
え?

結構衝撃を感じますが…
本当に初心者用シューズなの?

クッション性があるってみんなテキトーなこと言ってない?
とりあえず言っとけばいいみたいな(笑)

このシューズがゲルカヤノやウエーブライダーとかと同列とはとても思えません。
しかも明らかに軽いです。

重さをあまり気にしない私でもはっきり分かります。
何かの間違いではないか。

しかし実際に長距離を走ってみなければそのシューズの本質は掴めません。

というわけで日本一過酷な高野山龍神温泉ウルトラマラソンはこのシューズで突撃します。
が、走り出した瞬間、やっぱり不安になります。

初心者がこのシューズで100キロ走るのは少しリスクがあると思います。

しかもこの大会、下りがかなりきついのでそこはやはりかなりの衝撃がありました。
まあ無事に完走できましたけど。

やはり硬くて軽いので中級者向けのシューズと言えそうです。

しかも構造上無駄のない走りができそうなので、耐えられればかなり使えるシューズではないでしょうか?

しかも完走後にアウトソールを見てもすり減りが殆ど見られません。

かなり耐久力がありコストパフォーマンスが良いシューズと言えそうです。
そもそも私は4,000円で買いましたしね(笑)

例えば100キロを12時間台や13時間台で走るランナーであれば、軽いシューズを履く意味はあまりありませんが、サブ10クラス以上ならかなり走りやすいシューズだと思います。

脱・初心者ウルトラランナーには選択肢になり得るでしょう。
諸君、健闘(検討)を祈る!