なまけものウルトラランナーの冒険

練習嫌いなランナーが100キロウルトラマラソンサブ10、サブ9を達成!調子に乗ってサブ8を目指します!

韓国の「Jeju International Ultramarathon」に参加しました!②

time 2016/04/29

さて101.4キロの旅がスタートだ。
公認大会のくせに100キロじゃないとかテキトーすぎです。
CIMG4703.jpg

北から反時計回りに島を半周。サッカーワールドカップスタジアムがゴール。
標高差は180mで、それもおそらく大して急でもないはず。
安定して走れるでしょう。
200キロの部と較べれば楽なもんです。

まずはクチェジュの街を抜け海岸沿いに向かいます。
先ほどのキムさんが凄い勢いで飛び出していきました。
そう言えば彼はペットボトルを片手に持ってただけで、後は何も持ってなかったけど大丈夫だろうか…
自分は一応ライトや携帯電話は携行必需品なので持ってます。あと、旅の指差し会話帳も(笑)

海岸に出ます。
どうやらチェジュは火山活動で出来た島のようですね。
溶岩みたいな岩がゴロゴロしてます。

コースはチェジュを走る幹線道路からちょこちょこ海岸沿いの小道に入るといったのを繰り返します。
誘導もないので前の人についていきますが、最初はなんでそっちに行くのか分かりませんでした。
まあいいか。

しばらく走るとトレランの部の人がいなくなり、50、100、200の部のみになります。
とたんに周りのランナーからやたらと話しかけられるようになりますが、何を言ってるのか全く分かりません。
英語で聞いてみますが、どうも理解できないよう。
まあそれはおいらの発音が悪いのでしょうが。

しばらくすると大会の巡回車がやってきました。
オイオイ、明らかに自分を目指してくるじゃないの!!!

自分の目の前に停車。
なんか止まれと言っているよう。
そしてゼッケンを指差し、後を指差し…険しい顔でまくしたてる!
はあはあ、そうか~
おいらのゼッケンがトレランの部のオレンジ色だからか!
「No. I join one hundred km course.」
とか言い、マジックで書かれた「100km」を指差してみる。通じてくれ~

どうやら通じたよう。
ニコニコで手を振り行ってしまった。
みんなが話しかけてきたのもそれなのね。

そもそもちゃんとエントリーしてるのにゼッケンが無いのはあなたたちのミスでしょうが(笑)
少々のタイムロスは全く気にしないから良いけど^^
韓国人はテキトーですがお節介で良い人が多い。

韓国は結構道端に公衆トイレがありますので安心です。
ただし途中で立ちシ●ンしてる人も見ましたが。

エイドは約10キロ毎です。
チョコパイとか飴とか日本と同じですね。
怪しげな水色の液体も置いてありますね。味はアクエリアスっぽい。
出発前にみんなが心配していた(やたら聞かれた)
「エイドはキムチとかですか?」
という質問はNoということになりますね。そんなものはありません(笑)
いくら韓国人がキムチ好きでもマラソンの途中では食べないだろう…

10キロ水無しは辛いので、スタッフさんにペットボトルに入れてもらいます。
「どのくらい?」という感じで指差されたので
「Half of bottle, please.」
って言ってみたら満タンで入れられました。
自分の発音が悪かったかな…

やっぱり異国を走るのは面白い。
韓国は道端にやたら横断幕があったり、コンビニは「GS25」しかなかったり。
信号が赤になって止まったら後ろから来たランナーに手で「行け」と言う感じで誘導されました。
どうも「車が来なかったら行けばいいよ」ということらしい。
でも、本当にイイの?

30キロ過ぎ。
もう単独走ですよ。
広い国道を走っていたら斜め左に分かれ道がありました。
その手前に青の矢印と黄色の矢印があり、斜め左に向いています。
うーむ、これはどっちに行けばいい?
ガリレオ風に言うと、さっぱり分からない。

3分待つ。
後ろからランナーが来ましたよ。疲れて休憩するふりをして様子を窺う。
ふむ、矢印を無視して真っすぐ行きました!
ガリレオ風に言うと(しつこい)、面白い、実に面白い。

しばらくついて行くことに(笑)
おっと、今度は右に曲がったぞ。
そこにあったのは、白い矢印…
なるほど!
謎は全て解けた!
昨日ひげさんがホワイトアローがなんとかかんとか言いながら写真を見せてくれたな。
白い矢印のみ気にして、それが無ければ真っすぐね。
そうと分かればもう怖いものはない!

自信満々で走り続ける。
やっぱり海外は色んな事があるし面白いね。

そんなこんなで小雨ぱらつく中、あっという間に中間地点の50.8キロに到着。
50キロの部のゴールでもあります。
4時間53分。うむ、サブ9は無理ですね!

うーむ、初海外ウルトラマラソン。後半、一体どうなってしまうのか?

50キロを過ぎ、だんだん雨が強くなってきます。
そしてとうとう異国の地で単独走になりました。

相変わらず海岸に行ったり戻ったり。
そして53キロ付近で朝写真を撮ったキムさんが失速しているのを発見。
かなりバテバテの様子。あの勢いで行ったらなあ…

(もちろん英語で)お礼を言い、抜く。
キムさん笑顔でしたがかなり辛そうです(;д;)

その先、さらに前方に別のランナーを発見。
一人は怖いので距離を取りついていく。
これで安心安心、と思いきや…
しばらくすると何かの屋台に寄って買い食いをしてます。

嗚呼…
また抜いてしまったよ。

仕方なくまた1人。
60キロのエイドに来ましたね。
ここのスタッフさん、遠くから騒いでます。うるさい(笑)
近づくとYeah~と出迎えてくれました。
「アンニョンハセヨ~」
「Are you from , where?」
なんと、韓国人でないとすぐばれた!何故~!
「Taipei?」
「No, I’m from Japan !」
やっぱり中国人ぽくないのかな?日本人と台湾人は雰囲気が似ているのだろうか。

そしておっちゃんが有無を言わさずソーセージを出して来て「食べろ」と。
ありがとう、うーむでもビニールが剥けんぞ。
なにやってんだよ、貸せという感じでひったくられ剥いてくれる。
はい、ご馳走さま!
と、もう一本剥いてくれ「食べろ」と…
ありがとう(笑)

さあ行くか。
と、女性スタッフが「コーヒーいる?」って聞いてきたので
「No, thank you.」
と言ったら
「OK~!」
となみなみと注いでくれました。
まあいいか(笑)、はいご馳走さま。

さあ行くか
と、何やらリュックを指差して何か言ってる…
どうやら「リュックの下ベルトが緩くて走りにくいだろう」と言ってるよう
有無を言わさず勝手に縛って長さを調節してくれました。

ここまでくると出発が寂しくなりますがお礼を言ってさあ出発。
反日とか個人レベルでは感じないよなあ…

しばらく進んで65キロ、67キロで1人ずつ抜く。
そしてここからゴールするまで他のランナーと会うことは一度も無かったのである。

70キロのエイドの方は
「コーラ飲んでって、美味しいよ」
と言ってくれましたが、60キロのエイドに較べたら、なんて控えめな方たちだろうと思ってしまいました。

ここからは草原や丘を越えるような感じ。馬もいました。
進路の矢印が全くないので、心配しながらも真っすぐっぽい道を選んで進みます。

80キロを過ぎ再び海岸沿いに。
どうやらここは観光地らしくめちゃくちゃ中国人がいます。
ぶつからないように気をつける。
そして、何だかお腹が痛くなってきた。

トイレはないか?
そう言えば50キロ過ぎてから一度も見てない…
ここでトイレが見つからなかったらおしまいですね。
観光地だからあると思うけど

と、左手に…
あったー!
なんてラッキーな。強運すぎますね。
しっかり用を済ませ、さあそろそろラストですかね。

チュンムンの街に突入。
リゾート地だけあって大きな家がゴロゴロ。
そして凄い交差点。
とにかく案内の矢印がないときは真っすぐぽい方へ。
あるときはそちらへ向かいますが、例えば行く先が5叉路くらいになってるとどちらが真っすぐか分かりません
矢印の上に立ち、目線をそちらに向け、たぶんこっちだなと言う方に進みます。
さらに信号も多く、車も何故か赤でも突っ込んでくるので神経使ってさらに疲れます。

やっとゴチャゴチャの街並みを抜けたと思ったら上り坂と豪雨!
坂は良いけど雨は前が見にくい、ヤバいくらいの量です。
ちなみにこの日は韓国本土も日本全土も晴れていたのですが、チェジュだけ豪雨でした(。´・(ェ)・)

雨をくぐりぬけ最後のエイドへ。
水と飴を頂き突き進む。
あとはほぼ真っすぐソギポ市のワールドカップスタジアムを目指すのみ。

雨が程々になってきたので涼しくてむしろ走りやすい。
このあたり新興住宅地らしくやたら山が切り崩されています。
右手にスタバが見えたらあとちょっと!
スタジアムにはどっから入るんだ?大きすぎてよく分からなかったが真っすぐ先にスタッフの姿っぽいのが見える!
そうだ、矢印が無ければ真っすぐだった。

あっ、伯母さんもいるぞ。
カンさんもいた~!騒いでます。
ゲートをくぐってゴール!

の前に「止まれ!」
えっ…
ゴール前で止められ、メダルを掛けてもらいポーズを取れと。
やむなくバンザイしたりピースしたり、伯母さんも一緒にパチリ。
さらに花束持たされパシャパシャ撮られました。
キャプチャ

この花束は貰えるのか?
と思いましたが回収(笑)

やっとの思いで計測マットの上を通過させてもらいました。
9時間44分くらい。随分ゴール前でロスしましたがまあ良いでしょう。
しかし公認大会で写真撮影のために止められるなんてね!
でも伯母さん、カンさんありがとうございました~!
キャプチ2

さてゴール後、カンさんが、
「好きなだけ食べたら良いよ、お母さんもどうぞ~」
と、給食コーナーへ。
伯母を母と勘違いしてますが、まあ普通はそう思いますよね。

例の銀のお盆系にキムチが死ぬほど乗ってます。
でも御飯もありました。やっぱコメが食べたかったのである。
伯母に話を聞くと、伯母は昼過ぎからゴール付近でウロウロしてたらしいですが、カンさんが14時過ぎくらいから、
「まだ来ない?」
と何度も顔を出してくれたそうです。
まるで息子を心配する父親のようだったらしい!
6時スタート、10時間くらいでゴールするって言ったんだから、まあ16時付近になると思うんですが、とりあえずありがとう。

どうやら男子4位、女子を含めると5位だったようです。
3位に入れば賞金がありましたが(笑)
どうやら韓国ではサブ10はメチャクチャ凄いことのようですね。

で、タイムですが…
カンさんが「何時くらいにゴールした?」
と謎のセリフを言います。うーむ???
「ゴール前に着いたのは9時間42分くらいだったと思います」
「いや、もうちょっと早かったと思うよ。よし、9時間41分30秒にしよう!」
ま、まさか…
そういえばゴール後タイムを気にしてたな。
キャプチ3

ゴールのスタッフのところに行ってパソコンをいじってる。
「変えといたよ~。記録書は韓国語と英語の名前、どっちが良い?」
むちゃくちゃするなあ。何度も言いますが、これは公認大会ですよ。
朝キムさんがチップの付け方教えてくれたのは結局意味がなかったということに。

名前はやっぱ韓国語が良い。韓国の大会だからね。
「えーと、ずっきーの文字は韓国語だと…」
カンさんが悩んでたら伯母がささっと
「ペン貸して。こうですよ」
と書いてくれました。か、カッコイイ…
そして、完走証完成!
c3876.jpg

完走証を受け取りサウナに入って(スタジアムの地下に風呂があるのです)
そろそろお別れ…
「また来てよ、私もまた日本行くよ!」
「ありがとう、また来ます!」
と最後までテキトーだけど笑顔が素敵なカンさんでした。
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ソギポからクチェジュまでバスで帰りましたが…
凄い運転です。100キロ近く出して際どいコーナーをグイグイ行きますね。

何から何まで初体験。恐るべし大韓民国。
そして無事、日本に帰ってきましたよ~。


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