なまけものウルトラランナーの冒険

練習嫌いなランナーが100キロウルトラマラソンサブ10、サブ9を達成!調子に乗ってサブ8を目指します!

マレーシアのウルトラマラソン「PENANG ULTRA」を走ってきました!③

time 2017/10/05

さあ、PM9:00スタート!
100キロの部の他に84キロの部も一緒です。

みんな、どのくらいで行くんだろう?
と思ったら結構速い!
キロ5分は切ってるぞ。
自分はキロ5分10秒台で行きます。

さすがジョージタウン、通行人とか一杯います。
基本は歩道ですが、ないところは車道も走らされますね。
そして、誘導のバイクも付いてくれています。ちょっと安心。

10キロ近くになると何か左に光が見えてきます。
おお、ペナン大橋だ。走りながらなので写真はイマイチですが。
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結構大きいですね。瀬戸大橋と同じくらいか?
よく分からんけど。
さらに走ると屋台街みたいのがあって、歩道にいきなりエイド出現!
計測マットがあるのにスタッフさんがゼッケンチェックもしてる。さすが。

なんかジョウロみたいのでペットボトルに水を補給してくれました。
手際良し。ありがとう。

しばらく走ると、また大きな街に。
クイーンズベイというところです。イオンモールとかも発見。
それにしても子どもが多い。もう夜の10時過ぎてるのに…
たぶん暑いから夜に活動するんだと思いますが。

さて、クイーンズベイを過ぎて20キロ通過。
とうとう周りのランナーがいなくなり早くも単独走!
恐れていたことが起きてしまった。

矢印が無ければ真っすぐですが、「矢印が無い」、そのことが非常に不安であります。
何で誰もいないんだよ。数百人は参加者いたはずなのに。

恐怖に怯えながら走り続けるとようやく第2エイドです。28キロ。
なんだか疲労困憊です。が、あと72キロ頑張りましょう。

だが、先には不安しかありません。
その最たるものは気温と湿度。
午後11時をとっくに過ぎているのに涼しくなる気配が一向にありません。
暑過ぎます!

暑い中、第3エイドを目指して走ります。

またしても単独走。第2エイドにランナーはいましたが、みんな座り込んで動かんので放っておいてスタートします。
それにしてもペナンは車が多いねぇ。こんな夜中でも凄い量だ。

テロッ・クンバーという街を過ぎ(30キロ過ぎ)て峠越えがありますが、もうしんどいです。
大した坂では無いのです。
ゆるーい坂なのですが、それが辛い。歩きそうになりますがなんとか我慢。
上りきって、下りますがキロ5分50くらいがやっとですよ~。
ピンチ!

下りきって38キロ、第3エイドです。
ここではなんか謎の炭酸スポーツ飲料「Plus100」という飲み物をゲットします。
アクエリアスを炭酸にした感じ。

そして、あまりの暑さに
「Please give me ice.」
とお願いします。この際、文法とかはどうでもいいのです。
通じたようで…
「Here you are.」
とクーラーボックスに入れてあった氷をくれました。
ありがとう。帽子の中に放り込み、また走り出します。

助かった。
脚は終わってますが、これで頭はシャキッとしました。
ここでも長居せずさっとスタートすると、後ろからランナーが追っかけてきます。
やっと単独走を回避できましたね!
そのうち抜かれますが(悲)見失わないように付いていきます。

このあたり、坂は全くなく直線がずっと続きます。
果てしなく直線です。
北オホーツク100キロマラソンに8キロ直線の「エサヌカ道路」がありますが、それを思い出させます。
ただし、あちらはメチャ涼しいですがね。

そして40キロを過ぎたあたりでついに歩きが入ります。
あーしんどい…
このあたり、スタッフも巡回していて
「OK?」
「OK!」
というやりとりが何度もありました。
かなり心配されていましたが、まあ別に気持ち悪いとかフラフラする、とかいう状態ではなかったので行けるでしょう。

せっかく走れなくなってきたので周りを観察すると…
道端にゴミ箱がやたら多いです。
ポツンポツンと大きな家があるので、もしかしたらこのあたりの家は金持ちの別荘なのかもしれませんが、そう数は多くない。

なのにゴミ箱は異常な数です。
誰がわざわざタダの道端にゴミを捨てるんだろう?
と、思いました。道は確かに綺麗でしたけど。

そして道端に屋台が多くなってきました。
そしてどこも営業してるし、客もいます。
ランナーも立ち寄ってたりしました。

日本に帰ってこのことを話したら、
「マラソンの日だけ開いてたんじゃないの?」
と言われましたが…
東京マラソンとか大阪マラソンじゃないんだから…数百人規模の大会のためにわざわざ開けるのだろうか。

それはさておき…
ポロポロ抜かれながらもスンガイ・ピナンの第4エイド(中間地点)に到着!
潰れてからの12キロは長いねー。
拍手で迎えられました。

中間地点なのでさすがにゴージャスですね。実はあんまり食べてないので覚えてないのですが。
よく見るとポテトチップスとかもあるね。
マレーシアのランナーが帽子をあまり被らない…というのがよく分かります。
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大会が隠し撮りしてくれてましたよ。
ちなみにマイコップ持参です。
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余裕はないのにカメラを向けられたらピースするしかない((∩^Д^∩))
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例の「Plus100」やレッドブルを貰い、すんなり出てきたマイ荷物を補給して、さあ出発!
と思ったけど、もう1位は無理そうだから記念に写真を撮ってもらいました。
そうです!もう1位は諦めたのです!

その辺のお兄さんに
「Please take pictuer with me.」
と言ってみます。ドイツでも通じたのでたぶん通じるはず。
「OK!」

もう1人男性が来て3人でパチリ
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自分、自撮りでどこ見ていいか分からなかったので目線がおかしいです(。´・(ェ)・)
そうこう騒いでいたら、わらわらと人が寄ってきて結局みんなで撮ることに…
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おいらの隣の人は大会の委員長でしたがこのときは気づかず。
後で再会することになります。

ではそろそろ行きますか。
おっと氷を忘れるな!
またしても貰うことにします。

氷を帽子に入れてたら、突如
「寒くない?」
…と。翻訳ではなく日本語でした。
5人の写真の左から2人目の好青年でした。
えー!日本語上手!

「暑いよ~。It’s too hot for me now. Your Japanese is very good!」
「頑張って」
久しぶりに日本語を話し、後半戦に向かったのでした…

そして中間地点から山道を越えてテロッバハンという漁村へ向かいます。
自分としてはここが一番心配で…

心配なのは山道ではありません。
上り5キロ、下り5キロなのですが、傾斜はそれほどでもなく標高200mを越えるくらい。
だが、このあたり、完全にジャングルです。
今回のコースの中で一番人がいないところです。
そして既に夜中の2時です。

実はペナンに来る前に色々調べたのですが…
「ペナンは野犬が多い」
ここ数年で随分駆除されたそうですが、それ以前は狂犬病で亡くなった人もいるらしい。

出来れば一人で走りたくないのですが、周りには相変わらず誰もいない。
仕方なくえっちらおっちら進む。
やはり坂はそれほどでもありませんね。

葉っぱが落ちて来たら巨大蛾だったり(モスラ?)
足元をふと見たらでかい蜘蛛が…
タランチュラか!(後で調べたらタランチュラではありませんでした)

しばらく進むと、道の端に影が…
「Woof、Bow Bow Bow!!!」

マジですか!?
ひえ~、怖いっす!
襲ってくる気配はありませんが、結構しつこく吠えています。
これはヤバい。
途中、トロピカルファームという観光地の看板がありましたがこんな怖い道通って行きたくないです。
昼間は違うのかもしれませんが。

と、思ったら後ろから84キロのランナーがやってきた。
ついでに誘導のバイクもついている。
チャンス!
抜かれますが、必死に付いていきます。
3人で進めばさっきより全然怖くない。
ドラクエⅠは王子1人だったけど、ドラクエⅡでは3人旅になりました(古)。
ちゃんと理由があったんですね。沢山いた方が安心です。

進みに進み、誘導のバイクのお姉さんが
「Down hill !」
と言ってくれたためここで上りは終わり、下ります。
バイクは付いて来ないのでもう安心なんでしょう。なんですよね…?

下りになったら途端に前のランナーに置いていかれます。
とてもヘタレです。とてもスタート前に「優勝する」などと言っていた人間とは思えません。

しばらくするとジャングルは終わります。
やった~、終わった~。
とか思いますがあと40キロもあるんですけどね。

途中、カブトムシのオブジェを発見!
写真だとよく分からないですが…
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バタフライファームという蝶のテーマパークらしいです。
なんで入り口にカブトムシ?蝶じゃなくて…

しばらくすると左に光が!
久しぶりのエイドな気がする…よく考えたら12キロしか進んでないけど。

ここのエイドの皆さんは暇で仕方なかったらしい。
やたら話しかけてくるよ。
「Plus100」やパンやバナナやなんか変な木の実をもらう。
なんだかおにぎりが懐かしくなってきた。

また写真撮ってもらう^^
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マレーシアが多民族国家だということがよく分かる一枚です。

「How many times did you run ultramarathon ?」
「More than 50 times.」
「Wow!」
そりゃそうだ。普通ならびっくりするよね。

「Enjoy your running!」
「Thank you.」
「You are three.」

ん?3???
どうやら100キロの部で3位らしいですよ。
これは…優勝はともかく3位は死守せんといかんな。
3位って「third」じゃないのかな?
マレーシアとアメリカだと英語も違うんだね(ただしアメリカ英語も大して知らないけど)。

最後に…
「あと少しだよ」
えっ、また日本語!あと38キロが少しかどうかはともかく(笑)
写真で私の隣にいるおっちゃんでした。

「日本語上手ですね~」
「少し話せるよ」
ドイツでもそうでしたが、少し話せると言う人は大抵すごく話せるのです!

では引き続き行こう。
走り出して、真っすぐに小さな道、左に大きな道がありました。
なんとなく左に向かってしばらく走ると…

後ろからバイクに乗ったあんちゃんが来て(スタッフではない)
「Somebody call you. 」
「????Thank you.」

後ろを見たら先ほどのスタッフが勢ぞろいで追っかけてきて
「Straight!」
と。あ~、真っすぐだったか。引き返します。
「Bye-bye!」
なんだか寂しいね…

次はバトゥ・フェリンギというエリアです。
これぞリゾート地、といった巨大ホテルがやたらあります。
だんだん都会になってきましたね。

72キロのエイドも先ほどのエイドと同じような感じでくつろぎ、のんびりします。
一応まだ3位のようです。
…というかあれからランナーとも会ってません。

次は81キロのエイドへ向かう。
途中スタバとかありますが、一文無しなので何も買えません。
そろそろ朝の6時が近いですが、なんかランニングしてるランナーを見かけます。
大会出場者ではありません。
昼は暑いですからね。35℃とかで走りたくないですよ。

ペナンは日本より随分西にあるのに時差が1時間しかないので朝は暗いです。
そして運命の81キロのエイドに到着…

81キロのエイドの皆さんも相変わらず元気です。
水とバナナをいただき、座り込む。
もはや勝負どうでもよし(笑)

そろそろ行くか、といつもの氷くださいと言ったら、「どうした?」と。
脚を冷やしたいと言ったら、「良いものがある」と。
変なクリームを塗られました。

おお!なんかホカホカするぞ。なんだこれは。
よし行くぞ。と思ったら、おっちゃんが
「Follow me !」
って、おいおい。自転車で走りだす。
どうやら道案内するから付いて来いということらしい。

ここからは84キロの部とお別れで100キロオンリーです。
凄いスピードで坂を上るぞ。
必死についていきます。
不幸にも信号もないためノンストップで2キロほど進む。
三叉路で停まり、
「右に真っすぐだよー」と。
ここでお別れです。ありがとう。
マレーシアの人っておせっかいだが良い人が多いね。

ここから1キロほど進むといよいよペナンヒルの入り口です。
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入り口に辿り着き、すぐに思いました。
この坂はヤバい…
いままで白山白川郷100キロマラソンとか乗鞍天空マラソンとか色々危ない坂はありましたが、そんなレベルではありません。

4キロで750mはさすがです。
最初から全く走れません。歩くのみ。

悪いことにヘッドライトの電池が切れかけてました。
もう7時ですがまだ暗い。
しかも今まで割と街中で明るかったのですがここから明かり無し。

ジャングルの中を明かり無しはマズイので仕方なく電池を変えます。
予備の電池も携行必須です。
そして…交換してたらとうとう4位の人がやってきた。
グッドラックとか言ってみたけどそれどころではありません。
一旦抜かれたものの、抜き返す。

ちなみにこの方、リュウさん(たぶん劉)と言うのでこれからはリュウさんで。
リュウさんは上りを最短距離で進んでいきます。
それに対して自分は大回りして傾斜のできるだけ小さいところを進みます。

そのうちリュウさんを抜かすが、自分もやっとのやっとキロ12分。
遅いですがよくあの坂を時速5キロも出したと思います。

やがて明るくなり、1位と2位の人が折り返して来てすれ違います。
1位とは1時間以上、2位とは30分くらい差がありますね。逆転はちょっと厳しいか。

我慢に我慢、歩き続けて88キロ、とうとうペナンヒルのエイドに到着。疲れすぎて笑顔なし。
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ココナッツの実を切ってくれたので飲みますが、大きすぎて飲むのに一苦労。
本当はそんなに飲みたくなかったのですが、とても嬉しそうに渡してくれたので断りきれず(笑)
たぶん1位も2位もゆっくりしてはないでしょうからね。

そうこうしてたらリュウさんがやってきてノンストップで走りさって行きました。
4位転落。
追いかけますが坂が急すぎてあまり走れません。
上りも下りも駄目とは…無念(´。・ωq)(pω・。`)

唯一つ思ったのが、この坂の下りを勢いよく下りたら絶対にダメージは残るはず。
たぶんゴールまで持たないぞ。
最後にチャンスがあるかもしれません。ゆっくり下ります。

なんとなく急なのは分かって頂けるでしょうか。
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途中で猿もいましたよ。小さくて可愛い。
ランナーにもたくさんすれ違う。
どうやら5位以降の人もそんなに差は無さそう。精々30分くらい。

ナイスラン~とか繰り返し声掛けする。
マレーシアの人は笑顔が素敵ですね。
うーむ1位と2位の人はマレー系でしたが、後は中華系のランナーが多いですね。
やっぱ経済的に裕福な中華系の参加が多いのか。ウルトラマラソンは金持ちのスポーツですもんね。

やっとペナンヒルの入り口へ戻ってきた。
やっとまともに走れます。
トコトコ走って81キロのエイドに戻ってきます。
しかしあのときと違う。既に95キロだ。ここで84キロの部と合流ですよ。

定番の写真をパチリ。
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ちなみに行きで誘導してくれたおっちゃんと写真撮りたかったのですが。
頼んだら携帯取り上げられておっちゃんが撮ってくれました。

ちなみにのんびりしてたら奥の女性スタッフが
「You are four. Hurry up.! You will get the three!」
と言ってくれました。
ホントかしら?でも頑張ってみようか。

つづくのです!


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